いけ

ウェンズデー シーズン1のいけのネタバレレビュー・内容・結末

ウェンズデー シーズン1(2022年製作のドラマ)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

ウェンズデーのルックの強さが恐らく本作の一番の魅力。
ティムバートンの怖くて可愛くて不気味な世界観が詰まったようなルックだった。
多分このルックの強さがなかったら、話が持たなかった思う。

サブキャラは魅力的だった。
イーニッド、ハンド、オリビア、弟、お母さん、校長。
どのキャラも可愛いかった。
一方でウェンズデーが好きになれなかった。
他人の優しさを素直に受け取れず、むしろ目的のためなら相手を裏切ったり利用したりすることも厭わない。
ドラマのキャラクターとして、そういう性格なのは全然問題ないんだけど、そんなウェンズデーに対して脚本があまりに都合が良すぎる。
サブキャラたちがウェンズデーに優しすぎる。むしろ、協力なんかしちゃったりして。
なぜ?こんな人がいたら孤立しない?

そして、物語の主題が結局最後まで分からなかった。
特定の人種への差別?親との確執の話?ルームメイトとの友情の話?一般的には受け入れ難い自分の趣味嗜好や性格の話?
多分それらをちょっとずつつまみ食いしてるような話で、結局何が描きたかったのか分からなかった。

それと、ミステリーなのに、幻覚を手がかりに犯人探しをするって反則じゃない?
幻覚が真実ではないとかって言いながら、結局全部本当だったよね?
それってどうなの?
いけ

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