主人公のあーちんは、なっち・みーぽんと幼馴染。いつものように3人でご飯しに行って、カラオケ行って、くだらない話をした帰り道、突然交通事故で突然死んでしまう。
あの世に行くと役所のような受付があり、来世がシロアリクイだと告げられる。納得できないあーちんは今世を最初からやり直し、徳を積むことで来世も人間になることを目指すという物語。
幼馴染3人のくだらない脱力感のある会話が最高に面白くて、バカリズムの才能が爆発してた。
人生をやり直すことで徳を積んでいく話かと思ったら、とある人物の登場により物語が大きく展開する。
徳を積むことが目的だった話が、友達を救うための物語に変わっていく。
すると、今まで交わされていた幼馴染の会話がいかに尊く愛おしい時間だったかを思い知らされる。
前半は面白おかしく笑って見ていた幼馴染の会話が、後半涙を流すほどのかけがえのないシーンに変わっていく。
この転換が本当に素晴らしかった。
あの幼馴染の会話こそが、このドラマの主題だったんだと思い知って、ゾゾゾってなった。
親友を救うために奔走するあーちんがカッコよかった。
タイムリープものの面白さを残しつつ、バカリズムの才能が加わって、しかもやたら俳優陣が豪華だから、凄い出来に仕上がっていた。
いいドラマでした。
