1話目から凄まじい(コーリー・ストール)！ が、前シーズンと同じくやはりシーズン後半に差し掛かる頃からより凄まじく目が離せなくなる…!! 新章突入、今度はパキスタンでタリバンとの戦いが描かれる。息詰まる危機的状況に否応なしにドキドキハラハラ、相次ぐ緊張感と矢継ぎ早に放り込まれる絶望感は底なしに見る者の注意を引きつける、その強烈さたるや。もうそうなってしまうと抗えない、誰がそれを否定できようか。テロとの戦い、クレア・デインズの熱演が怖い。軍統合情報局ISIや政府もタリバンの味方をするのか。敵対するはハッカニ、ソールがやばい目に遭う。主人公・支局長キャリーはじめキャラクターがそれぞれ際立っていて、またそれによって作戦は思わぬ方向へと。絡み合う思惑と想定外に次ぐ想定外。新たなCIA長官には見ていて色々とヒヤヒヤさせられる。ファラとマックス。クイン好き、流石キャリーも呼ぶくらい頼れる。白黒付かない世界を体現するアダールめ。TVドラマ史にその名を残すであろう傑作政治スリラーその本領発揮。
