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アボット エレメンタリーのKHのネタバレレビュー・内容・結末

アボット エレメンタリー(2021年製作のドラマ)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

面白い!

少しずつ観るつもりが、1話20分程度なので一気見してしまった。

主人公の仕事に対する熱意が尊い。毎回裏目に出たり空回りするけど。

シリアスなドラマを優先しがちなのでコメディはこれまであまり観てこなかったのだが、Apple TV+『テッド・ラッソ』以来に個人的に刺さった。
Netflix『ベビー・シッターズ・クラブ』を観たときにも思ったけど教育的かつ楽しいのでEテレでやってほしい。

主演とクリエイターを務めたQuinta Brunsonには今後も要注目。

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多くのメディアで2022年上半期のベストに挙がっていてエミー賞やテレビ批評家協会賞(38th TCA Awards)にもノミネートされていたのでこの作品の存在を認知したけれど、お気に入り局のHBOやFXの作品を中心にチェックしているような普段の視聴習慣だけではきっと見落としていただろう。
ABCにこんな面白い作品があったなんて……今は配信全盛期だけど3大ネットワークもまだまだ捨てたもんじゃないっすね。

アメリカではシーズン2が9月21日から始まるそうで、しかも13話から22話に増量とのこと。

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ジャニーンとバーバラの擬似的な母娘関係が好き。

フィラデルフィアの人って大人も子供もあんなにダンスするもんなんだろうか。見ていて楽しい。

第8話の冒頭でジェイコブがゲイであることを初めて知ったのだが(これまでの仕草や言動で気付いていた目聡い視聴者もいるかもしれない)、学校の同僚たちは前から普通に知っているというナチュラルなopenly gay描写がとても良かった。
新人の職場奮闘記といえば初年度をフィーチャーしがちだけど、着任して2年目(Year Two)という設定がここでも効いてる。

職場ドラマなのでメインキャストが大人だけなのは仕方ないとして、学校ドラマでもあるのでリカーリングに子役が欲しいと思った。台詞もあってフィーチャーされる児童は何人かいるけれどいつも1話だけで、その後も継続的にストーリーに絡んでくるわけではないので顔と名前が覚えられない。シーズン2ではそのあたりに期待したい。
KH

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