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大河ドラマが生まれた日のtaruponのレビュー・感想・評価

大河ドラマが生まれた日(2023年製作のドラマ)
3.8
1時間半の短いドラマで、どの程度なんだろうと思いつつ見たが、期待以上に良作。
当時の庶民の中でのテレビの位置づけ、ワクワク感。まだまだ、勃興期のテレビが試行錯誤している様子、まだまだいろいろな技術などもない中でどんなふうに撮影されて行ったか等、いろいろなものがぎゅっと詰まっていて、その中で阿部サダヲ、生田斗真、矢本悠馬の3人がぎゅっと頑張っていて楽しく見ることができた。

また、佐多啓二邸で、小さい頃の中井貴恵も出てきて、一方で佐多啓二の実の息子である中井貴一が芸能局長役として出ていて、これは嬉しい。
佐多啓二役の中村七之助も先日歌舞伎の舞台で見て注目していたので、そのシュッとしたお顔を拝見できて嬉しかった。

幕末モノは人気があるだろうと思うが、なんで1本目が井伊直弼が主役?と思っていたのだが、制作者の個人的な思いが込みでというのは、ちょっといいなぁ。
おでんもドラマも、漠然とした誰かに届けるのではなく、自分の身近な誰かにまず届けることを念頭に置いて。
そうだよね~。
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