やっぱり、子どもには勝てないな…
今期のドラマは、途中で脱落することが多かったんだけど、このドラマは最後まで観ました。
第1話から5話までは、観てたのは観てたんだけど、取り立てて良いから観てたんじゃなく、ただ"エルピス"までの流れで観てた感じだった。
𠮷沢亮演じる志子田が、理想ばかりを口にする青臭さがどうしても好きになれなかったんだよね。
見方が変わったのは、第6話から。
丘珠病院のPICUに、拡張型心筋症を患う少年・圭吾が運ばれて来る。
圭吾は、心不全の憎悪を何度も繰り返すうちに、生きる希望を失い、投げやりな態度をPICUの面々にとる。
だけど、その裏には、圭吾の優しさから
そんな行動をしている事が徐々に解っていく。
それが、泣けたんだよね。
修学旅行も病気の為に行けなかった圭吾の為に、"なんちゃて修学旅行"をするんだけど、そのエピソードは大号泣！
とそこからは、観るのが楽しみに…
そして、話が進むに連れ、志子田の成長も楽しみになっていった。
後半は志子田にとっては悲しい事が…
それは、末期のすい臓癌を病む母親との別れ…
二人で東京の病院にセカンド・オピニオンを受けに行った時の、旅館での母親とのやり取り…
コレが１番泣けたな…
やり取りされる何気ない会話…
ただ、それだけの事なのに…
𠮷沢亮の凄さをまざまざと見せられたんだけど、それ以上に凄かったのは…
大竹しのぶ！
やっぱ、この人スゲェわ。
何気ない会話の中に、残される息子への愛が解る。
これは凄かった！
とりとめのない言葉をズラズラ並べたまとまりのないレビューになってけど、個人的には良い作品でした。
