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FARGO/ファーゴ:カンザスシティのkokiのレビュー・感想・評価

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約2年ぶりくらいに再見。(作品としては間違いなく字幕の方が良いけど内容理解として吹替で)
もう次のシーズン5の大まかなログラインは昨年発表されてたけど、どうやらノア•ホリーは同FX発テレビドラマ版『エイリアン』も今年手掛けるのかー。

ほんと、ファーゴについてはいつかのタイミングでレポートを書きたいと思ってる。それくらいもう書けるものがある。

•ファーゴの掟その1とも言える(本シーズンでモルモン教徒の保安官が口に出す)“血の贖罪” ー 「重ねて言う、殺すなかれ。それでも殺す者には死を」
•異常気象、超常•心霊現象の介入
•(時代設定があるとはいえ)ポーチシッティングシーンが他では見ないほど多く、その役割が社会を見る窓だったように、ファーゴ自体が自分にとっては世の常やアメリカについて学べる窓になっている。
•3までと比較したシーズン全体の出来は評価分かれるけど、EP9:トルネード回は間違いなく伝説に残ると思う。
•初見時書いてた各画面分割の意味は結局分かってない…
•S2と連結するサッチェルに関しては、利き手が違うから、やっぱり後から合わせたもの。(流石のノア•ホリーでもそこまで見通してない)気にならんけど。


<初見時>2021年4月あたり
最終話観てから一週間置いてみたけど、やっぱり語れる角度があまりない...。(まぁでも一応書いてみる。通常配信終えたら改めて感想あげるかも)

人形ごっこのような感じになってしまっているけど、このシーズンはこれまでと違って(ある)キャラクターに焦点を当ててないから仕方ない気もする。(それにも繋がるけど、メイフラワーが最終的に2つの組織の抗争をさらっと掻っ攫っていく結末になるかと予想してたけどそうはならなかった)

ファーゴも世の中の風潮を踏まえ、人種差別やマイノリティという題材を軸にした物語にするのか...と思って観ていたらもっともっと枠をはみ出していく...。

権力を手にした者によって歴史や固定概念が作られていっているのは決して昔の話ではない。。。

シーズン4まで来て、威厳とも呼ぶべきものが出てきたドラマ版ファーゴ。

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↓2話まで観た時の感想。
何よりも、おそらく日本の誰よりも、楽しみにしてた。
FX on Huluという日本には流れてこない特殊な形で本国放送と聞いた時は、あぁ...一生観れないのか...と思ったけど。
スターチャンネルEXで鑑賞。
※下記は1話、2話の感想。(次は最終話まで見てからあげると思う)
もちろんまだ途中なので点数は付けない。


🏦💳 || 🏨💉 <EP1>
🥩🧇🚓  <EP2>

まず、これまでの映画版、ドラマ版S1-S3まではメインの舞台はミネソタだったが、S4ではミズーリ(カンザスシティ)に変わっている。(カンザスシティに関してはS2で名前は何度も出てきたが)
そんな中で一人だけミネソタ出身ということが分かるキャラクター、メイフラワー。
EP2までは彼女を中心に回っていると言ってもいいくらい強烈な存在感があった。
(S4における狼は彼女か?...)
これまでの作品と違う点はもう一つある。複数の組織が抗争する中、第三者的な立ち位置で物語に関与してきたのは警察一家だったが、S4では異なっている。
これら大きな2つの違いが今後どう影響してくるのかにも注目していきたい。

EP1冒頭で主人公の少女が、“歴史についてのレポート”と話すことからも、これまでより(S2より)だいぶその時代の史実に基づいた作りになると思う。

いくつも出てきた明らかに何かを暗示する画面分割。(画面分割自体はこれまでのシーズンでも見られたが)
分割の数、幅の違い、縦分割から横分割へ変わることにはどんな意味があるのか...。

EP1で2つの組織が対面するシーンの、キャラクターのテロップが順番に現れるシーンの演出カッコよすぎ...。

(特にこのシーズンは)1話分が他の海外ドラマの1シーズン分くらいの厚み。
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