交通課捜査係の活躍を描いた、東野圭吾原作のドラマ。
信号無視、車窓からのポイ捨て、煽り運転、路上駐車といった比較的身近に起こりうる交通違反をミステリーに昇華し、その上で考えさせられる作品として仕上がっている構成は見事。
賛否ある少しモヤモヤが残る部分もそれがリアルに思えて、個人的には好み。
各所の伏線回収も秀逸で、冒頭の「リフレインが叫んでる」までもが綺麗に繋がって終わるラストはカッコ良くて痺れた。
ただ、一点、「天使の耳」は最初の事件以降は特に関わってくることがないので、違うタイトルの方がよかったような気はした。