グザヴィエ・ドランが手掛けた全5話のドラマ。
母の死をキッカケに集まった兄弟たちが、過去の問題と家族が抱えてきた秘密に向き合っていくストーリー。
映像やカメラワークがとにかく凝っているのに加えて、音楽を手掛けているのがハンス・ジマー。ということでとっても贅沢で見応えがある。
グザヴィエ・ドラン作品が好きな人には堪らないだろうと思う。（私はまあ「普通に好き」くらいなので…）
前半は特にホラー・スリラー風の演出が多くてビクビク。
そして最終的には、家族を取り巻く明かされてはいけない秘密と、愛を描くヒューマンドラマだった。最終話は特にとっても切ない。
過去の回想シーンが多いから、最終話まで観て全て理解したうえで見返すと気づきが多くて感慨深い。
表面だけでは分からない人の本質を抉るドラマという点で、好きな作品だった。
