Netflix オリジナルかつA24作品。
今年のゴールデングローブ賞とエミー賞のリミテッドシリーズ部門を総なめにした注目作品ということで視聴。
ビジネスは下火で家族関係もイマイチなダニーと、成功した起業家で夫婦仲も子育ても順風満帆に見えるエイミー。
ともにあおり運転をしやり返したことで知り合うことになった2人が辿る人生の変転を描くブラックコメディ。
アンガーマネジメントが出来ない2人の話かと思いきや、予告で出てくる内容はほぼ第1話のみの展開で、その後の二転三転っぷりがすごい。
スティーヴン・ユアンの演技はいいよね！ （と言いつつ、有名作品の『ウォーキング・デッド』は観てないけれど…）
本来はコメディエンヌだというアリ・ウォンの存在感も強烈。今作はブラックコメディだけに、展開的には全然笑えない😅
アジア系アメリカ人のキャストが中心でここまで出来る！ というのも、今作の高評価のポイントの一つだと思うんだけど。
主人公2人の人間性がそこまで好きになれなくて、かと言ってドツボに嵌るのを「ざまあみろ」と思うほど嫌いにもなれなかったので、個人的には中途半端に感じちゃったかな…
アンガーマネジメントだけではなく、アジア系に根強い家父長制ならではの親子関係やメンタルヘルスの問題も描いているので、その辺りも踏まえて観るともっと気付きが多そう。
各話のサブタイトルにも含みがありそうだし、評価されているのは分かりつつ、一度の視聴では咀嚼しきれなかったというのが本音。
