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イ・ドゥナ!のnasaのネタバレレビュー・内容・結末

イ・ドゥナ!(2023年製作のドラマ)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

ハマった。
切なくて、若さがみずみずしくも、ときに酸っぱく、苦い。
OSTも素敵。エンドロール、ドゥナが歌った回は泣けた。

若い時の恋愛って、誰かを振り回したかもしれないし、誰かに振り回されたかもしれない。
みてる世界が狭く、そこだけしかみれない。
臆病だから、自分の傷や抱えてるものを誰かに試して、大丈夫なことを確認したくて。もう傷つきたくないのに、自ら傷付きにいって。
自分の予想した反応と違う相手にときめいたりして。

そういうどうしようもなさがキラキラまぶしかった。

エンディングはよくわからなかったけど、総合して考えるとそういうことだよねって、ふわんとしてましたが、観察力考察力が優れた方の解説読んだりして、なるほど…と、オープニングタイトル、イドゥナの文字が出てくるところ全話分見返したり、最終話の一番最後のところのウォンジュンのため息を見直しました。(ドゥナがそこに来ることを知っていて鉢合わせにならないようにした、ふぅ間に合った💦という感じだと解説していたか方がいた)
→ケーキみて微笑んでいたし、日本で会う約束があった

都電荒川線三ノ輪がいっとき話題になってたけど、作中で二人で日本に行くという描写はなく、なぜ出てくるのか不思議だったけど。
ドゥナが旅行行く?日本とかグアムとかって言ってたし。ウォンジュン出張あったみたいだし、物語の結末の解釈の助けになっていると思った。
秘密の恋を続けてるってことでいいんだよね。
ウォンジュンの友達が持ってる車に下げてるトレカにサイン書いてたのも、いつの間にかもらっといてあげたってことで関係続いてるっていう描写の一つかなと思った。

原作もあるようで、ドラマと違うようですが、
個人的には満足な終わり方でした。


ドゥナは、人を試して振り回す、ボーダーラインの人格障害かな?って思っちゃうほど危うさにハラハラしたけど、どうしてそうであるかの描写があるから、感情は伝わった。
スジがとにかく可愛くて、かつ、へそ出しっていう格好だけが理由ではないエロさもあって、自分が男子大学生で、あんなアングルから(授業中に隣に座って来るシーン)「ご飯食べた?」とか聞かれたらヤバいよなーと思って。男子目線でドキドキしてた。
そんなドキドキがあるからこそのウォンジュンの気持ちが溢れ出したようなトンネルのシーンは、まぁ!なんと!目を覆いながらもキャーと隠し見る感じで、また見終わった後見直しました。
生々しい音もドキドキと恥ずかしさと。
わかっていてもの前半のエロさ雰囲気と感覚似てたけど、よりヤン・セジョンの普通っぽい大学生像がより生々しかった。
そもそもアイドルがシェアハウスにいることなんでそこは無理ある設定だけど、あまり違和感なく引き込まれたなー。

ヤンセジョン、あんまり笑ってなかったからちょっと笑顔に違和感感じちゃった、ごめんね。
喋り方は優しくて好き。

ドゥナのP、ドゥナの待ち焦がれてる相手で、イケメンで大人の色気あるのに、声が思ったより高くて、個人的にズッコケた。ごめんね。

だからこそ、
ウォンジュンの先輩、スタートアップにも出てた人(キムドフン)の声がイケボで、心奪われてしまった〜
ちょっとイングクさんぽさもある?
後半たまらなかったなーー♡

ごめんねと言って、後悔してると言って、
ウォンジュンに言わせてからの、ドゥナの会いたかった、ウォンジュンも会いたかったっていうくだりも良かったよー。
違う世界に住みながらもアンダーカバーに育んでほしい。

ジンジュもすごく可愛かったから好きだったよ。
ウォンジュンも罪な男だね。(作中の人物として)そんなにいいかね?とも思うけど笑

ヤンセジョンの演技、
心の葛藤とかモヤモヤとか抑えきれなさとか優しい眼差しとか伝わってきて、ハマれた理由の一つなんだろうなと思う。

愛の不時着の監督さんとこのこと。
愛の不時着大好きで、同じ脚本家さんの作品いくつかまた見たけど、すごく好きーって感じではないんだよね。
この監督さんの作品が好きなのかも。
腑に落ちた。

余韻ある、すごく好きな作品。
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