配信が終わる前に駆け込みで視聴。
ジョン・ル・カレ原作小説の映像化。原作小説は未読。
舞台女優の主人公がスパイにスカウトされ、危険な状況に巻き込まれていくスパイもの。
スカウトと言っても本人が望まぬところで仕組まれ巻き込まれ…感が強いところは、スパイの悲哀を描くル・カレ作品ならではだと思った。
ル・カレ作品に多く描かれる英国諜報部の物語ではなく、今作で扱っているのはイスラエル-パレスチナ情勢。
原作もその設定であるとは言え、今見るとどうしても批判的に見てしまうしモヤモヤするな……
パク・チャヌクが監督と製作総指揮を務めた今作。
おそらくいろいろ映像的な工夫をしてはいるんだろうけれど、映画ほどは細かい技巧を感じ取れなかったな… 私が鈍いのかな…
本格的にブレイクする前のフローレンス・ピューと、善人を演じるアレクサンダー・スカルスガルドを見られるところは良かった。
吹替版しかなかったので字幕版で本人の演技を見られたらなお良かったな。
