aiai

キリング・イヴ/Killing Eve シーズン1のaiaiのレビュー・感想・評価

5.0
見てっ!、見てっ!、みてみてみてみて~~~~!!!!
シーズンラストは初めて味わうカタルシス。サイコって最高!🤩

‐第39回aiai’sゴールデンOSUSUME賞受賞作品
サスペンスドラマ部門 あんたが大将(権威薄っ!😅)

昔、秋葉原(AKB48劇場ができるもっと前)の秋葉原デパート前では実演販売が盛んだった。

実演販売する方々は商品を紹介する際の手さばきが鮮やかで、売り文句が上手い。

ついつい買ってしまいたくなるし、ついつい買ってた😅

実演販売者はみな口上がユニークだが、なかでも、とりわけ、TV出演から全国区で有名になった、マーフィー岡田さんという方の実演はイカしてた。

包丁とか、ピーラー系の金物で硬い野菜とかをスイスイと切りながら、ここぞという場面の決め台詞は、

「見てっ!、見てっ!、みてみてみてみて~!」

周りでみている客らがポツリぽつりと、「それ一つくださいな」

自分が見てた頃のマーフィ岡田さんって、おそらく全盛期で、口上が力強く、決め台詞にコブシが入ってたのを思い出す。

あ、マクラが長くなってすみません。🙇

閑話休題

さて、このキリングイブ、まさに
見てっ!、見てっ!、みてみてみてみて~!
なのです。

興奮しながら全エピソード毎にコメントを入れてきたのだけど、キーワード出現分析すると、全8話で、

まじ?:6回
なんと!:3回

まじで(あ、また使っちゃった😂)予想不能な展開の連続なのです。

※ところで、この作品当時宣伝してました?

こんな凄い作品なのに知らんかったー

自称海外ドラマ好きを名乗る身としては、もっと自分のアンテナを高くせねば~🤔

自戒の自分ツッコミを込めて、3(見て)9(ナイン)回(か~い!)とさせていただきました😆

‐見どころ

イブ:主人公。イギリス諜報局MI5の内勤職員(aiai日本版キャスティング:室井滋)

好奇心旺盛が功を奏すというより、それが原因で直属の上司もろとも首に。

ところが、その分析力、行動力からMI6の上層部に位置する女性からスカウトされ、MI6の非公認組織のリーダーとして、今世界中で跋扈(ばっこ)している暗殺者組織を追うことに。

ちなみに、イギリスの場合、MI5は国内が対象で、国外はMI6が担うという職務分掌。
あの007はMI6所属。

ちなみに、記憶されている方も多いと思うが、十年以上前、イギリスが新聞でMI6の工作員を公募したときは度肝を抜かれた😱

エープリルフールじゃなくてほんとうに新聞広告をうってた。
裏側の真意はわからないが、実際に人手不足だったそう。
自分も応募したかったのだけど、両親含めコテコテの日本人なので断念💦

主人公イブはもともとMI5職員なので、007(MI6)のように国外で犯人追ったり、発砲したりする諜報活動のスキルがそもそも無い。やはりドラマでもMI6は人手不足ということを皮肉った格好。

経験の浅い彼女はそういう場面に出くわすと、動揺し、涙流すわ、叫ぶわで、まったくのど素人対応。

実はこの設定こそが、従来の”追うものと追われるもの”には無いリアル感、新鮮さを生み出しているキーファクターになっている🤔

ヴィラネル:サイコパスの暗殺者。もう一人の主人公(aiai日本版キャスティング:沢尻エリカ)

ある組織から依頼を受け暗殺を業務のようにこなす凄腕の暗殺者。

目が大きく、人形みたいな可愛い顔立ち。
メンヘラというか不安定で、病んでる困ったちゃんの面が強い。
組織側も手をこまねくところが多々あり、それがシーズンラストに向けてどんどんエスカレートしていく。

ある暗殺をキッカケにイブを知り、最初は監視する程度のはずだったのだが、イブという人間に興味を持つようになる。

ここがポイント)
・瞳孔フェチ:自分が殺した相手の瞳孔が開いたまま光を失っていく、その死んでいく瞳孔の動向🙇をみているのが好き😱

- 髪型フェチ:ソバージュヘアというのかわからんが、特定の女性の髪型に執着、トラウマがありそう。

また、具体的には書けないが、ヴィラネルにはある物を切断する癖というか、性癖というか。

もちろん切断場面がでるようなグロはないものの、あるエピソード回、ヴィラネルが台所に立って、立派なソーセージ2本をフライパンで炒めているシーンがある。

お気づきの方も多かったと思うが、あのシーンはメタファー過ぎて、ブラック過ぎる😱

2本のソーセージというのも意味があり、こういう小技も本ドラマの魅力の一つ。

‐キャラ間の関係性が明らかにされていく度に驚きの展開

イブとヴィラネル以外にも主要なキャラがいるが、そこに触れるとネタに思いっきり触れることになるので泣く泣く割愛する。

あの人とあの人が実は・・・というところが徐々に、というか突然シーンとして出てくるので、ほんとビックリする。

‐いったい全体、なんなんだこの2人の関係は?

友情関係ではない、恋愛関係でもない、ライバル関係でもない、追うものと追われるものの単純な関係でもない。

イブとヴィラネルの特異な関係性に当事者以外の視聴者も振り回される。

シーズンラストのラストは、イブとヴィラネルが川の字になって同じベッドに横たわる。

イブがヴィラネルに

「私を殺すの?」

と聞く。

ヴィラネルはこれまでの暗殺において、相手から自分を殺すのか?と聞かれ、「うん、殺すよ」とあっさりと言う。

そして必ず殺す。

有言実行の人。

ヴィラネルがイブの質問に対して、なんと答えたか?

そして、その会話の後、どんな展開が2人を待ち受けるのか?

それは・・・

見てっ!、見てっ!、みてみてみてみて~~~~!!!!🤩🤩🤩
aiai

aiai