aiaiさんの映画レビュー・感想・評価

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人生スイッチ(2014年製作の映画)

3.9

オムニバス(omnibus)って単語は日本語圏でもこなれた言葉で、本作のように独立した短編をまとめてひとつにした作品をいうが、ジーニアス英和大辞典によれば、オムニバスのもともとの語源はラテン語で「誰で>>続きを読む

コンペティション(2021年製作の映画)

3.6

ひときわ静けさが匂い立つ大人のコメディー
劇中劇は終わっても、この映画は終わらない
~クセがすごいのvol2~

直前にみた映画がガチャガチャしていたので、本作の静けさが余計に際立った印象。映画をみる
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

1.0

もうひとつの地球のアカデミー賞?
〜元ラジー賞会員が吟味するラジー賞vol2〜

ご存知ラジー賞(ゴールデンラズベリー賞)は、アカデミー賞の前に発表される、イケてない作品とか役者に与えられる不名誉な賞
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.2

「流されて」風味「LOST」風味でキラキラ多め。
なんちゃってサバイバルコメディ。

本作をみて、2作品を思い出した。

「流されて」イタリア発 無人島サバイバル映画

金持ちで気位の高い女が乗るヨッ
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つみきのいえ(2008年製作の映画)

4.0

10分程度のショートショートだけど、深いいお話🤩
〜10年以上前にみた作品のなかから、自分の評価が高かった作品を改めて見直しましたvol4〜

‐ティーザー

海面にぽつんと浮かぶ小さな家。

部屋の
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二郎は鮨の夢を見る(2011年製作の映画)

2.5

も! 盛り! 盛りあ! 盛り上がりが足りない!

も! 盛り!・・・

さっそく、今話題の甲子園応援ムーブメントを拝借😆

今頃になって気づいたが、甲子園球児って坊主頭じゃないチームもいるんですね~素
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.5

おっと~!!ハリウッドの良心、トム・ハンクスの顔芸が決まったぁ~!😆
病室でナースコールボタンを連打するトムにおっとり~🤩

~リメイク味くらべ(リメイク)~

この物語は、前半で主人公オットーの頑固
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フォーカス(2015年製作の映画)

3.8

カジュアルにみれるコンゲームの佳作
マーゴット・ロビーのキュートなコケティッシュさはメガトン級🤩
ウィル・スミスが出演するこの手の作品は今後みれないかも?🤔

最近なにかと映画の宣伝等で”フォーカス”
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タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密(2011年製作の映画)

3.8

逆に本作がインディーの元ネタ?無印っぽいけど、100%スピルバーグ印良品。本作含め、アニメ版全39話の冒険活劇、この夏の友にいかが?
~10年以上前にみた作品のなかから、自分の評価が高かった作品を改め
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バービー(2023年製作の映画)

-

某所でライアン・ゴズリングが苦手ってカミングアウトした直後、たまたまスマホで「ライアン・ゴズリング」ってググったら、いきなりピンク色の花アイコンみたいなのがチカチカ点滅し、ブラウザ背景のカラバリまでピ>>続きを読む

ヘッドハンター(2012年製作の映画)

4.1

蔵出し良品、この夏オススメのサスペンス。
~10年以上前にみた作品のなかから、自分の評価が高かった作品を改めて見直しましたvol1~

主人公ロジャーは絵画強盗、表向きの稼業はヘッドハンター(人材仲介
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映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝(2022年製作の映画)

3.9

アメージングでキテレツなドラマツルギーは健在。
合言葉は?
「山!」
「川!」
「ユタカは演歌歌手」
ぐらいにしとけば、先日の地上波放映でカットされることもなかった?(笑)

今回は人里離れた山奥にあ
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.6

その男 ニコラス・ケイジ
~限りなくB級に近いA級スターが自身へ向けたシュプレヒコール的作品は、限りなくC級に近い自虐系セルフパロディなのだ

‐ニコラス・ケイジはオスカータイトル保持者(あまりそう見
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.8

今やパソコンとネットさえあれば、あらゆるものを”簡単”に可視化できる時代だが、家族の関係性を”見える化”するのは難しいと日々”感嘆”する貴兄にオススメしたい。

物語は最初から最後まですべて自宅のパソ
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RRR(2022年製作の映画)

3.0

♪踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆 なら踊らにゃそんそん♪的、ホットな具だくさんのカレーライス映画

‐いやカレーじゃなくて微妙なミュージカル映画なのであ~る

20年ぐらい前?「ムトゥ踊るマハラジャ」と
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ノートルダム 炎の大聖堂(2022年製作の映画)

3.9

ドキュメンタリーな映画で、映画的なドキュメンタリー
~映画をみるならフランス映画さvol4~

先日、とある消防局のビル(6階ぐらいある)の非常階段を、消防服着た消防士さんが、登ったり降りたりするのを
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タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

4.8

アクションの総合見本市、ここに極まる!!
前作の続編という位置づけなんだけど、いやいや、どうしてどうして。
前作がまるで本作のティーザー(予告)のように思えてくる。
それだけ、本作の破壊力は絶大で、タ
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

4.9

トイ・ストーリーのスピンオフとしてとらえるとギャップがあるが、単体作品として観ると、その辺のSF映画を軽く凌駕するほど、非常に出来の良い作品に仕上がっている。

光速に近い速度の飛行船で行って来いをや
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駆ける少年(1984年製作の映画)

2.5

少年というアイコン(象徴)映画

物語は・・・という出だしでこの映画は語れない。

異国の海辺、といっても朽ち果てた漁船、漂流し浜に打ち上げられたゴミの山が雑然とした海辺。
沖合には大型タンカーが停留
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

3.6

ある種のスウェーデン版高齢者ドキュメンタリー。
ソーシャルネットワークが成熟した国の課題とは?
~リメイク味くらべ(オリジナル)~

この映画、いったい何が面白いんだろう?と思ったご同輩も多いかと思う
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パリタクシー(2022年製作の映画)

3.5

パリオリンピック前哨戦のわりには。。。
~映画をみるならフランス映画さvol3~
パリの街並みを映像で流し、タクシー運転手も愛想良くないが、実は中身は良い人が多いのですよという、来年のパリオリンピック
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老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

2.8

原作をデフォルメしすぎて、別の話になってしまった。

原作は原作、映画は映画と割り切るのがスジなのかもしれないけど、原作を先に読んでしまった自分としては、ありゃ、ありゃそっちに行っちゃったかぁって感じ
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大河への道(2022年製作の映画)

4.0

「どうする忠敬(ちゅうけい)」というよりは「どうする関係者たち?」という人情コメディ
~偉人伝、偉人伝、でん・でん・ででん・でん vol1

今年の大河は「どうする家康」
家康のように歴史ドラマの常連
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.5

ただただ、レディ・ディーバの唄声に涙した映画。
~リメイク味くらべ vol4 リメイク ~

オリジナル(1937年)
リメイク(1954年)
リメイク(1976年)
リメイク(2018年)←今回ここ
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スタア誕生(1937年製作の映画)

3.2

スター誕生の強固な物語は永遠に語り継がれる
~リメイク味くらべ vol4 オリジナル ~

本作「スター誕生」って、1937年のオリジナル公開から実に80年以上経過しているのですが、その間リメイク作品
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メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬(2005年製作の映画)

3.4

男同志の友情を借りながらも、描きたかったのは米国メキシコ不法移民問題?~クセがすごいの vol1 ~

先月末のニュース

”米国とメキシコ国境での不法移民の拘束者数が1日あたり4000〜5000人と
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.8

男たちの血がたぎる!たぎる!たぎる!
ビジネス VS ロマン(ルマンならぬ笑m(_ _)m)
7,000ppmの先に彼らがみたものは?
~実話元ネタ系 vol2 ~

この映画、半端ない疾走感を味わえ
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

3.8

素晴らしい人生って、どういう人生かこたえられます?
~俺たちは天使だ! vol1 ~

「素晴らしき哉、人生!」は、人生に対する希望と勇気、家族や友情の大切さを描いた名作です。主人公のジョージが自分自
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マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)

3.4

もしも、LAノワールの舞台をNYで映像化してみたら。。。
古き良き探偵映画のオマージュ。
~ブルースが聞こえる vol1~

舞台は1950年代のニューヨーク。

地下のバー、流れるジャズ、街の急激な
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.2

過去にタイムリープして、”未来に戻る側の自分”はいいのだけど、”未来からタイムリープされた側の自分”はその後どういう未来をおくるんだろうか?
~タイムリープもの vol1~

「バタフライエフェクト」
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サッド ヴァケイション(2007年製作の映画)

3.2

北九州出身の監督が、
北九州出身の役者を起用し、
北九州を舞台に描く映画を
北九州人がレビューする

— 光石研の北九州弁が炸裂 —

今や、正義感のある真面目なお父さん役をやらせたら右に出るものはい
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.2

average Joeが受けた報道被害から得る教訓とは。。。
~実話元ネタ系vol1~

1996年アトランタで発生したオリンピック百周年記念公園爆弾テロ事件。

爆弾の第一発見者であった当時警備員の
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.4

村上春樹原作というよりは、村上作品に流れる「不在」と「喪失」を描いた物語。
~原作が日本小説vol 1~

村上春樹の作品全体(およそ)に通底するキーワードは、「不在」と「喪失」

突然の不在に直面し
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クスクス粒の秘密(2007年製作の映画)

2.9

これまた日本未公開映画。
~映画をみるならフランス映画さvol2~

フランス映画ジャーナリストの林瑞絵さんによれば、「フランス映画史の欠けたピースを埋める」作品らしいのだが、門外漢の自分からすると、
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ようこそ、シュティの国へ(2008年製作の映画)

3.3

(v)おらさまぢ、よぐきたねし~
~映画をみるならフランス映画さvol1~

本作、2008年制作のコメディ映画で、フランス国内の観客動員数は歴代1位(1945年~)という大人気作品。
(フランス映画
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怪盗グルーのミニオン危機一発(2013年製作の映画)

3.8

{ii}卑劣な泥棒もだんだん良い人になってくる
~歌と紐づく作品vol3~

『DESPICABLE ME(卑劣なオレ)』という原題と邦題がかなり違うので“邦題という補助線”でもいいかと思ったけど、フ
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