今作はウェブトゥーン原作で、制作会社がまさにウェブトゥーン原作を映像化するための会社らしいです。一部オリジナル作品もやってるし、日本の「重版出来」のリメイクも同じ会社だそうです。
韓国は強烈な感情表現を生かした俳優の演技や監督の演出っていうのが多いいですけど今作も感情的な作品と言えるでしょう。感情が優先されたようなプロットでアクションをやってますけど、そのアクションも実に内向的な印象を受けます。要するに悪人を法律で裁けないから実力行使しようという話ですけど、作品として見せるためのアクションではなく現実の世界でのさばっている法の網をくぐり抜けた悪人たちに見せしめにするかのようにアクションが描写されています。この辺が非常に感情的だなあと思いました。
はっきり言って話の作りも登場人物たちのセリフも稚拙なんですけど、けっこう楽しんで観てしまいました。犯罪において被害者や被害者家族が苦しめられて加害者が守られるっていうのは日本でも共通しますけど、だからと言って実力で成敗するっていうのは、まあ、確かにドラマで観る分には痛快なところもあるけど、もう少し深く考える必要があるテーマだとも思います。
俳優たちの本気の役作りや取り組みには観ていて打たれるものがありました。すごい人たちばかりです。さすがエンタメ大国ですね〜🤔