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青い海の伝説のmsのネタバレレビュー・内容・結末

青い海の伝説(2016年製作のドラマ)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

韓国ドラマは本当にラブロマンスとサスペンスのミックスが上手い。演出が意外とコミカルで軽いけど、ロマンチックで甘いだけじゃない、緩急がついた物語に引き込まれた。

ただ、今作はそこにさらに人魚姫伝説というファンタジー要素も乗っかっていて、トッケビという最上級によく出来た作品を知ってしまっている状態だと、このぶっ飛び設定を描く手際が少し大味に感じてしまった。朝鮮時代のカットバックが若干かったるい。

なぜジュンジェに人魚の声が聞こえるのか、人魚の記憶抹消術が効かないのか、タムリョンが未来の自分を幻視するのか…等々のロジックがけっこう曖昧で、「主人公だから」以上の理由がないのが物足りなかった。
もう一捻り、なにかほしかった。

演者はみんなよかった! みんな大好き!
イ・ミンホ、こんな顔は本当にこの世にあるの? 辞書に載っていそうな圧倒的美形。「御曹司」という概念が可視化されたかのような麗しいお顔立ち。整いすぎていて逆に好みではないが、それでもあんな容貌で甘い言葉囁かれたらそりゃ脳が溶けそうだ。
チョン・ジヒョンの素が美しい感じというか、気取ったところがない自然体なところもすごく魅力的だった。儚げなのにパワフルでワイルド。へんてこなファッションでも妙に似合ってた。


人魚の世間知らずぶりでロマンスに入るまで時間はかかるが、コンゲームもの的な詐欺師たちの仕事ぶりもライトに楽しめるし、キャストは眼福眼福って感じで、気軽に楽しめるラブファンタジーだった。
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