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One Day/ワン・デイのmsのレビュー・感想・評価

One Day/ワン・デイ(2024年製作のドラマ)
4.8
めっちゃいいドラマだった。同原作の映画も素敵な作品だったけど、私は今回のドラマ版の方が好きかもしれない。

互いが互いに惹かれているのは明らかだけど、親友でいることを選んだデクスターとエマ。それぞれの人生を生きる中で、誰といても何をしてても「エマなら」「デクスターなら」と考えてしまうくらい想いあいながらすれ違い続け、何年も背中合わせで恋をしていたふたりがやっと手に入れた幸せの儚さに胸が痛くなる。久しぶりにドラマでこんなに泣いた。

そしてとにかく私はレオ・ウッダールのビジュアルが最強に好きで好きで…なんて苦しそうに涙を流す俳優さんなんだろう。物腰柔らかい人たらしな色男で、自信家なのに繊細で、デクスターのそういうダメなところも素敵なところも完璧に演じていたレオ、素晴らしかった。

保守的で現実主義で理屈っぽいけど時々大胆なエマも、私はアン・ハサウェイより今回演じたアンビカ・モッドの方が合ってたように思う。アンは良くも悪くも最初から最後まで派手な美人すぎていまいちリアリティが感じられず、、アンビカの最初はちょっと洗練されきってない感じ、そこからどんどん垢抜けていく感じがすごくよかった。ちょっと愛嬌が足りない感じがキュートで愛おしい。

エマの友人たちやデクスターの両親も魅力的で、薄暗くひんやりしたエディンバラの風景も美しい。とても好きな作品になった。レオ・ウッダールの今後の活躍を祈るばかり。
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