たつなみ

ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界からのたつなみのレビュー・感想・評価

4.0
「ウィンストンがニューヨークコンチネンタルを手に入れるまでの話」と聞いていたから過度の期待をしてしまった自分が悪いのだが、3話で終わってしまうとは思わなかった。
(ひょっとして幼少期のジョナサンが出てくるのかなと勝手にワクワクしてしまった…)

でも純粋にウィンストンの物語としてとても面白い。
1話と2話でしっかり助走してクライマックスの第3話で一気に盛り上がる。
舞台設定に合わせて流れる70〜80年代の曲も最高。

ウィンストンを演じたコリン・ウッデルがとにかくカッコいい。
(今回吹替で観たけど彼の声が諏訪部順一ということもあって余計にカッコいい)
スマートさと芯の強さを感じさせる名演技。
そして最大の敵役にまさかのメルギブ。
往年のデニーロを彷彿とさせるクレイジーさが素晴らしかった。

欲を言えば主席連合との関係をもう少し深掘りして欲しかったかな。
せっかくあんなインパクト十分な裁定人を登場させたのに。
ひょっとして人気が出たらあの後の話を描いてくれるのかも。