シネマスカイウォーカー

ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界からのシネマスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

3.8
ジョン・ウィックシリーズのスピンオフドラマ。

舞台は映画『ジョン・ウィック』よりもはるか昔の70年代ニューヨーク。過酷な環境で育ったウィンストンスコットとその兄は首席連盟が締める裏社会で生き抜いていた。ある日、兄フランキーが裏社会の通貨を製造するコインプレス機を聖域であるコンチネンタルホテルから盗み出してしまう。兄の真意が分からないまま、支配人コーマックから兄を探すようニューヨーク呼び戻されたウィンストンであったが、兄を見つけた所でコーマックの雇った殺し屋に兄を射殺されてしまう。唯一の家族を殺されたウィンストンはコーマックへの復讐とコンチネンタルホテルを奪い取るため、仲間を集め反乱を企てるのであった....


『ジョン・ウィック』と同シリーズに登場する殺し屋たちのホテル’コンチネンタル’を巡って現支配人と若き日のウィンストンとの争いを描く三部作。ドラマシリーズではあるが、1本90分ほどの尺で3話あるので、映画を見ている感覚に近い。兄が殺されるまでと綿密な計画そして実行で3分割されており、特に最終話は戦闘シーンが多くジョン・ウィックシリーズのエッセンスも感じられた。メル・ギブソンにはもう少しガンアクションをしてもらいたかった。

全体的に悪くはないが、シャロンが低身長なことが終始ノイズになってしまった。
俳優は頑張っていたけど、『ジョン・ウィック』に出てくるシャロンとウィンストンはシャロンの方が頭1つ分身長が高く、またそのスレンダーな感じがカッコよくて印象的だったので、若き日のシャロンがウィンストンより背が低くてちんちくりんな感じのプロポーションであったのが非常に残念だった。せめてウィンストンよりは高身長の俳優を選んで欲しかった。