NHKと共同制作?
史実、当時の映像などとドラマを織り交ぜて、ドキュメンタリー形式でとても見やすい。
東京裁判ってつまりは戦勝国側が、負けた日本を裁いて裁いて裁きまくる裁判。つまりは傷口をえぐってさらに塩とわさびと唐辛子を塗り込む悪質ないじめに近い。
でもこれしないと日本国民も納得しないし、復興できない。
正直なんなの、と思いながらも主人公のオーストラリア?だったかオランダの裁判官が苦悩に苦悩を重ねるものがたり。
いまだとて世界は信じられないことの連続であり、各国の思惑はけして同一方向を向くことがないのが現実であり、インド、中国、ロシア、大国になればなるほど、世界で一つになりましょう~とか言われても「べつに。うちらはうちらだけでやってけますし。うちらの未来を脅かすのならこっちだって容赦しないよ」的な態度なわけです。
70年経とうが80年経とうが、世界はけして成熟したわけではないのね、と身につまされる思いになるのでした。
とても良作だと思いました。