好事成双/Alliance
外出する顧盛寒の後をつけた徐引は、彼が貧しい病人たちに薬を与えていたことを知り、顧盛寒を見直す。そしてこの日が徐引の誕生日だと知っていた顧盛寒は、彼女が好きな緑豆糕を買い与え徐引は笑顔を見せる。その時、胥国如の刺客が突然現れ、徐引は無意識に顧盛寒の前に立ち彼を庇っていた。
林双は江喜と同じジムに入会し、わざわざ同じヨガのクラスへ申し込みをする。レッスンが終わると、ジム内で電話中の離婚弁護士の司懿(スー・イー)と出くわす。偶然、電話の内容が聞こてしまい、離婚を考えるのならやはり情報が必要だと思い至る。そこで林双が衛明の投資財産の状況を調査すると、夫が両親名義で別荘を買っていたことが判明する。
衛明は林双を連れて、あるパーティーに参加していた。勤め先の副総裁の地位を狙う衛明には重要な顧客のパーティーであり、同行した林双にも完璧なふるまいを要求した。ところが酔って余計な事を言う林双に顔を潰された衛明は、彼女を帰そうとしていた。そして偶然居合わせた林双の大学の同窓生で業界のリーダ的存在の顧許(グー・シュー)が、そんな林双の後ろ姿を眺めていた。
林双はリサイクルショップに結婚指輪を売り、その足で離婚弁護士の司懿(スー・イー)を訪ねる。離婚までのプロセスを確認した林双は、自分が主導権を握らなければと決意する。まずは安定した職につくこと。そして夫の浮気相手である江喜と手を結ぶ計画し、彼女に計画を提案する。
林双は履歴書をあちこちに送るが上手くいかず、さらに江喜からは手を結ぶ提案を断られ焦りを感じる。業界から遠ざかっていた林双は、今の業界の状況を掴もうと、IT関連企業が集中する地域でのみ、自家用タクシーの仕事をすることを決める。江喜は顧客を接待する酒席に参加し、大型契約をまとめたことを衛明に報告して褒められる。
江喜は、衛明が自分が契約を取ったプロジェクトを同僚の米雪(ミーシュエ)に任せたことを知り納得がいかない。後日、衛明は江喜に商品部への異動を伝える。冷静になった江喜は林双と手を結ぶことを決意する。一方、林双は顧許と久しぶりの再会を果たしていた。
江喜は衛明と絵画展に行き、衛明に甘える。そこへ林双が突然現れ江喜をビンタした。実はこれはすべて江喜と林双が計画したものだったが、衛明は慌て、江喜に言い寄られているだけだと必死で弁解した。翌日、江喜と会った林双は、衛明が全ての責任を江喜に押し付けようと必死だったと伝えるが、江喜の気持ちは揺らいでいた。
ある日タクシーにネット系大手企業の面接試験に向かう女性を乗せた林双は、自分もその面接を受けようと書類を用意するが、新人ではないという理由で断られてしまう。その週末、衛明の会社ではファミリーデイのイベントが開催されていた。そして、欠席だったはずの独身の江喜が姿を現し――。
衛明は、江喜が自分たちの関係を公にしようと会場に現れたのを悟り、彼女に警告する。一方、衛明の会社では、マーケット部部長の馮凱(フォン・カイ)が、製品データを漏らしたと報道され騒ぎが起こる。林双は、この事件は衛明が仕組んだ可能性が高いとにらみ江喜に調査を頼むが、江喜の気持ちはまだ揺れていた。
もう協力しないと江喜に言われた林双は実家近くの公園に来ていた。林双を見つけた顧許に彼女は悔しい胸の内をぶつける。そんなある日、義母から娘の小苹果がショッピングモールでいなくなったと連絡が入る。モールの駐車場では衛明と会っていた江喜が、車を降りた場所で小苹果を見つけてくれた。林双は江喜に感謝を伝える。
衛明は馮凱の件をメディアにリークしたのは内部の人間であると皆が噂をしているのを知る。人事部に呼ばれた江喜は、自分がリークした犯人だと指摘され辞職を迫られる。結局衛明は、自分に一かけらの愛情も持っていなかったことに気づき江喜は絶望する。
江喜の弟である江海(ジアン・ハイ)から姉がいないと連絡を受けた林双は車で彼女を探している。すると江喜から電話が入り、彼女は「復讐がしたい」告げる江喜に、林双は冷静になるよう話し、人生を犠牲にしてはいけないと諭す。心を決めた江喜は出勤を再開する。
林双の家に突然借金取りがやって来た。その時ちょうど訪ねて来た両親は驚き、父親は心臓発作を起こしてしまう。後日再び借金取りが来たが、林双には、その男が衛明の父の甥っ子であることがわかっていた。林双はついに離婚を決意し、両親にもそのことを打ち明ける。一方、衛明の会社は、大株主の黄(ホアン)会長の娘、黄嘉儀(ホアン・ジアイー)を迎え入れることに。
衛明は、会社で浮いてしまう黄嘉儀(ホアン・ジアイー)が周りと上手くやれるように策を弄して評価を上げさせる。一方、江喜にはあと二日で退職するよう促す。そして退職の日、江喜は入り口で衛明が勤める会社の方舟との提携の話し合いに来た顧許を見かける。
顧許は提携の契約には江喜を寄こして欲しいと要求する。衛明は喜んで受け入れ同時に江喜を商品部に戻す。一方、林双は衛明から電話を受け、会社の首席財務官、薇(ウェイ)さんの誕生会に出席して欲しいと頼まれる。江喜は事前に上層部の写真を見せたり、パーティー後のビリヤード大会に使う服を届けたりして、林双が失敗しないように手助けをする。
林双は、新たに人を募集していた磐石研究所の面接を受け見事に合格する。その頃、衛明と黄嘉儀は出張先で二人の時間を過ごしていた。本格的に仕事を始めた林双は実力を発揮し始め、トラブルも一人で解決し、リーダから称賛される。顧許はそんな林双を陰ながら応援していた。
林双は弁護士の司懿(スー・イー)を訪ね、正式に離婚の弁護を依頼する。そして江喜に離婚の決意を告げた。一方、方舟では衛明への好意を隠そうとしない黄嘉儀が積極的に動き始めていた。そしてついに衛明は方舟の副総裁として正式に任命されるのだった。
衛明の実家では昇進のお祝いが開かれている。林双は、衛明の両親から家庭に集中するよう忠告を受け、衛明からも責められる。江喜は衛明のスマホにわざと水をこぼすと、自分のスマホも修理に出すので一緒に持って行くと持ち掛け、それを林双に渡す。林双は預かったスマホのデータを素早くコピーして、江喜へ戻すのだった。
黄嘉儀は衛明を助けるために開いた集まりで酔ってしまい父親に罵られ家出をする。街を彷徨う黄嘉儀は衛明に電話をかけ、駆けつけた衛明と一夜を共にする。黄嘉儀と衛明の関係に進展があったと察した江喜は、そのことを林双に知らせる。娘と衛明の仲を突き止めた黄嘉儀の母は、別れるよう二人を説得するが、黄嘉儀は聞く耳を持たず、衛明も妻との離婚を急いで進めていると訴える。
林双はネット系大手企業の磐石(パンシー)のプロジェクトチームに正式に加入した。方舟では衛明と黄嘉儀の仲が噂になっていた。衛明は両親に林双とは離婚し、会社の大株主の娘の黄嘉儀と再婚するつもりだと告げる。衛明は早速、林双の様子を探り始める。ある日林双は、自分のクレジットカードが使えないことに気づき、離婚の準備を加速させていく。
江大科学院の記念パーティーに衛明は一人で参加していた。そこに顧許と林双が入ってきて、衛明は一人ぽつんと取り残される。別の日、林双の母親と孫の小苹果がショッピングモールへ行くと、そこで指輪を買っている父の衛明を見かける。
林双は衛明が書いた離婚協議書を、自分の弁護士の司懿に見せる。林双は、衛明が自分の資産をどこかに移してしまったことが頭にきているが、司懿は今こそ冷静になり相手に警戒心を抱かせてはいけないと林双にアドバイスする。衛明が離婚の話し合いをしようと持ち掛けてくると、司懿は共同財産の分配のやり直しと、子供の親権を衛明に要求する。
明博(ミンボー)は江喜を自分の故郷に連れて行くが、江喜は素直に楽しめないでいた。警察からかかって来た電話を取ると、江海の会社の詐欺事件の話しで、弟の江海が手にした報奨金はすぐに返還しなければならないと言われる。江喜が弟のために金の工面に走ると、明博も江喜に金を貸すと言うが――。
金の工面の為、江喜は方社長とホテルで会おうとしていた。その時、林双が現れて彼女を引き留め、たしなめる。江喜は自分を取り戻して、母親を説得し金を借りる。そして江海と警察へ行き非合法なお金の全てを返還した。林双は仕事で問題が起こり、チームの責任を取るために辞職をする。江喜は離婚成立に不利になると心配するが、林双はヘッドハンターからの接触もあると言い、江喜を安心させる。
林双は幼稚園に小苹果を迎えに来たが、衛明の両親がすでに連れ帰っていた。林双が衛明に詰め寄るが、手続きが終われば娘に合わせてやると返される。小苹果はショッピングモールに行きたいと祖父母に駄々をこね、そこにいる仲良しの陽陽(ヤンヤン)に、ママへの伝言をそっと頼んだ。その伝言を聞いた林双はやる気を取り戻し前に進む。
パーティー会場に衛明と黄嘉儀が同時にやって来ると、そこへ黒いドレス姿の林双が現れ、衛明が娘を連れ去り離婚を迫っていると公表した。方舟ではその出来事について皆が噂をしていたが、林双と衛明は離婚の協議を続けた。林双は最終的に小苹果の親権さえ貰えればそれでいい、財産分与に関しては衛明の主張を受け入れると伝える。
高級マンションの一室で、衛明と妊娠している黄嘉儀は早く結婚式をしようと話し合っている。一方、同僚の米雪と林会長に会っていた江喜は、会長からセクハラをされる。怒った江喜が反撃すると会長は江喜を訴えると脅してくる。顧許が林双を訪ねると林双の父親が、高熱を出した妻と孫の面倒を見ていた。顧許は林双の両親を実家に送り、林双の娘の看病をかってでた。
林双はP3計算法の最適化の方向を決定する。顧許からそれを実現するためには馬丁(マー・ディン)が必要だと助言された林双は、断る馬丁(マー・ディン)に何度も会い社員になってもらことに成功する。ある週末、小苹果と遊園地へ来ていた衛明が、小苹果に江喜の写真を見せると、「ママの友達だ」と言う。衛明は林双と江喜の関係に疑問を抱き始める。
衛明と黄嘉儀が結婚式を挙げた一方で、林双のP3の計算法は第一段階のテストに合格。顧許は、2カ月以内に投資金額の半分を集めれば、残りの半分を磐石が投資すると発表した。林双が投資してくれそうな人を探し回っていた時、薇さんの夫が若い女性とホテルのフロントにいるのを目撃する。そしてある日の夜中、林双は小蠅科技のプロジェクトに興味があると薇さんから電話をもらう。
林双は、薇さんに夫の不貞の件を教えるべきか悩んだが、薇さんを例のホテルに呼び出し自分で現場を目撃させることに。後日薇さんからは今は仕事ができる状態ではないと告げられ、磐石が決めた2カ月という期限が迫る中、林双は最後の賭けに出ようと磐石の会議室に向かっていた。
お祝いのパーティーの後、薇さんは江州をしばらく離れるつもりだと林双に告げた。江喜は方舟の顧客データの一部をモデル訓練にと林双に提供するが、衛明に知られてしまう。顧許は林双に、P3の最大の欠陥はデータに依存しすぎることであり、しかも違法な手段で手に入れたデータはリスクが高いと警告する。
林双が学校に入ると、ちょうど顧許の講義で質疑応答が行われていた。顧許は、自分には15年も想いを寄せる女性がいると答えていた。そして講義の後、林双は顧許から告白をされる。江喜は母が故郷に帰る日、馬丁が車で駅まで送ってくれたが、江喜は待合室にいる母には会わず遠くから見送っただけだった。
方舟の技術品評会でP3の総合評価が最下位になった。林双は、江喜が提供してくれたデータに問題がありそれが衛明の策略であることに気づいた。そして江喜は、データに小細工をするなんて卑怯だと衛明を攻め、衛明は逆に江喜が会社のデータを外に漏らしたのだから自ら辞職するように彼女に迫る。
林双はLIAと第一段階の提携に合意する。方舟では米雪が衛明の机にLIA買収に関する資料があるのを目にする。顧許は林双を連れて計算法の第一人者アイリン・マシュ―に会いに行き、食事を楽しんだ。その後二人はビリヤード場に向かい、お互いの心を通わせる。
方舟が売り出しだ「シーミ―」のダウンロード数が伸び悩む一方、小蠅科技の「悦心」は好成績を収めている。凌(リン)社長は買収案件の責任者であった衛明に、LIAの財務状況の資料を見せ、これは彼らが方舟に提供したデータとは食い違っていると指摘する。焦った衛明は黄取締役に電話で釈明するが、衛明の本性はとっくに見抜かれていたのだった。
酔っぱらった衛明は江喜に報復しようとするが、そこへ林双が駆けつける。馬丁からの告白を受けていた江喜は、故郷にいる病気の母親のことが気になっていた。そして新たな人生の一歩を踏み出すために決断をくだすのだった。一方、林双も人生の新たなステージへと向かっていた。
すごく面白かった!!
「サレ妻」「華麗なる復讐」っていうタイトルからはドロドロの復讐劇を想像してたけど(それはそれで面白いけど)いい意味で想像を裏切ってくれて、最高だった!生きるのって大変…でも生き…
他の方も書いているけど、復讐劇というより色々な女性達が自分の人生を歩くまでの道程だった。
面白かった。淡々と見続けてしまった。
ただ、丁寧な分、話数が多くて、ラスト間延びした感じだったのが残念。
江…
自由になるために
努力する女性はカッコいい
江喜がかわいい
江喜があまりにも哀れで夫が
「穷养儿富养女」
(息子には苦労をさせることで独立し挫折が怖くない大人に、娘にはお金をかけて育てると経験と知…
おもしろすぎ最高傑作すぎる
復讐劇でもあるけど、妻のりんふぁん(まじでウィンターさんとえりちゃん両方似てる顔してる)と不倫相手だったじゃんしー(美しすぎる)がお互いに出会うことで自尊心を取り戻し、人…
優等生の雰囲気がすごく似合っている
チャン・シャオフェイが素敵だった。
ストーリーは題名通りで意外性はないけれど、
主演キャラたちの成長と成功を丁寧に描いているし、
含蓄あるセリフも良かった。
近年…
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