疫（えやみ）～ナヒヤサマの呪い～の3の情報・感想・評価

生け贄？

おいおいっ！初代マブヤーやないかいっ！首吊り霊ってマブヤーやったんかいっ！！

あの家に越してきた若い夫婦。はい、今話は時系列を遡る。これまで語られてきた夫は交通事故死（この家で死んだのではない。よって、事故物件ではないという扱い）。妻、同乗せずになぜか行方不明の事件の真相が描かれる。 越してきた夫婦に家主（一話、二話で物件の売り主として登場）の赤嶺老人は赤い紋様が描かれたお札を家の四隅に貼りなさい、地域の風習だからと手渡す。 本作、面白いのは出てくる霊が多々。夫が出社しての留守宅、身重の妻が目にするのは声をあげて家の周囲を走り回る子供とまた新手登場。あー、子供の霊は大人と違って聞き分けがなくて厄介というしなぁ、と観ていると。 事故物件もの、心霊番組と話ごとに新たな展開を見せてきたこのドラマ、また新たな要素が。そうきたか～

一軒家で繰り広げられる恐怖だが、呪怨のそれとはまた違う方向性に進む。オープニングのコロナやその他のニュースがどう絡んでくるのか楽しみ。

「風習」、「決まり」の導入がスムーズ。沖縄戦の記憶をちらつかせつつ、物置の存在感も一連の会話においてしっかり印象的に挿し込む。呪殺のスピード、呪怨より速いかも。

身重の妻に「晩飯、惣菜なの？」と聞く無神経な旦那。すでに呪われていたと信じたい。