世界情勢を考えると、原作のようにロシア(連載当時はソ連）の潜水艦と対決したりは出来ないので、同盟国であるアメリカとのゴタゴタに絞らざるを得ないのは残念。
とは言え潜水艦バトルはなかなか見ごたえがある。
ただ、それ以外のシーンでは、邦画で頻繁に見受けられる冗長な間のとり方が多いため少々退屈。
ましてやNetflixで世界配信するのであれば、もっと海外の視聴者に受け入れやすい作りを工夫すべきだと思う。
「自衛隊」も諸外国では「Japanese Army」と訳されることが多く、専守防衛に対する理解も薄いと思われ、本作のテーマが正確に伝わるかどうかは甚だ疑問だ。
そう考えるとシーズン2まで制作される事は無いような気もする。
良いテーマの作品だけに、原作を少々改変してでも、もうひと工夫ほしいところだが、やりすぎると原作の良さが吹き飛んでしまう恐れもあるので、難しいのかもしれない。
【追記】
2024/02/20の時点で、続編制作決定との報道があった。
ボクの予想はハズレだわけで、Amazonプライム・ビデオとしては充分利益が見込めると判断したようだ。
予想は外れたけど、続編が観たかった身としては嬉しい限り。
更なる面白さを期待したい。
