スカム・フランス エピソード：リュカのmsのネタバレレビュー・内容・結末

めちゃくちゃに面白かった。なんじゃこりゃ。
エリオット青年の、不安定で脆そうな、美しく危険な魅力、ヤバい。くしゃっと笑った時の泣きそうな笑顔が最高だ…自身のセクシャリティに自信が持てずずっと苦しそうだったリュカが、エリオットと結ばれて以降に見せるメロメロな視線がたまらない。
LGBTQをテーマに、ティーンエイジャーの日常をリアルに、しかしスマートに描くという点でヤングロイヤルズとも近しい雰囲気を感じる。

というか、あっちの高校生ってみんなこんなにちゃんと世界と人生に向き合ってるのか。宗教とか人種とか精神疾患とか、日本じゃ触れるのすらタブーのようなテーマに対して語ることを恐れず、しっかり自分の考えを持っている。ヨーロッパで高校生を描いた作品はわりと全般そうな気がして、毎回その姿に面食らう。