アンチヒーローのJunのネタバレレビュー・内容・結末

複数の事件を辿りながらも、全てが一つの事件で繋がっていて最後に収束されていく物語構成。各個エピソードの質も高く、法廷ドラマの中でも満足度の高い作品だったと思う。観る者への問い掛けを残すラストカットも味わい深い。

芝居がかった大仰な演技は好みが分かれそうだが、実力派が揃っているので自然と見入ってしまう。ただ個人的に唯一白い人だけは、終始存在感が浮いており悪目立ちしているように感じられた。また序盤の思わせぶりな展開の引きが強く、その出来栄えに唸った反面、終盤にかけては予想を超えた展開を見せないのでやや尻すぼみな印象を覚えたのはやや残念に思う。特に最終話の裏切りやフェイク、3人が同期だった等は容易に想像が付いてしまった。