このレビューはネタバレを含みます
優秀な若手脳外科医だった女医は不慮の事故で脳に損傷を負い、記憶障害という重い後遺症を負う。現在彼女は、過去二年間の記憶が
すっぽり抜け落ちた上に、今日のことを明日には全て忘れてしまう。そんな彼女は今日の出来事や患者の状態、細かい会話の内容からその時の気持ちに至るまで、毎日を詳細な日記に綴る。毎朝5時に起きてはそれら全てを読み返し、記憶を補って新しい一日を始めているのだ。アメリカ帰りの優秀な脳外科医の男の登場と彼女の病気の進行、抜け落ちた2年間の記憶の謎を絡めながら、さまざまな患者の治療とその交流を描いて行く。全話それぞれに5点満点を付けたい気持ちなんだけど、毎回泣いてたし。でも、最終話についてはもっと手厚く、あと10分は延長して欲しかったなあ。よかったっ!で終わるのではなく、よかったあ、本当によかったあー、ああ幸せーと終わりたい。そこが−0.1。