“Okey-dokey”
ゲームは一切やらないが、冷戦時代を経験していて、50〜70年代のSFが大好きだったので、当時の核に対する無邪気な期待や恐怖を徹底的に拡張させた、本作のレトロフューチャーな世界感がすごくしっくりくる。
登場人物のキャラも、ブラックでゴアなユーモアも、全てハマっていて楽しい。
原作ゲームに基づく設定については幾つか理解できないところもあって、そこは決して観賞上致命的では無いものの、たまたま見つけたポッドキャストの解説を聴いて解像度が上がったのも事実。
兄クリストファー・ノーランが『オッペンハイマー』を撮り、弟ジョナサンが本作を作ったというのが面白い。どちらも核がテーマなのに方向性は真逆。今後のシーズン展開次第だが、本作既に『オッペン』超えの傑作の予感。
ゲーム原作であることは一旦忘れて、まずは1、2話を観てこの世界観を体験してみて欲しい。ハマる人はハマると思う。