Space Babies
ディズニープラスでの配信、イギリス時間真夜中のアップ、シーズン1表記など、今までとかなり変わったドクターフーだったけど、
扱うテーマも話の中身も変わらない!
一人一人がみんな特別、あなたは孤独じゃないと諭す、孤独な人間の話。
多様性の概念が、宇宙規模なのも流石だし、難民や中絶禁止といった現代社会で起こってる問題にもさらっと触れるところとかRTDなんだよなぁ〜
上品変換も、鼻水モンスターも、子供でも笑えるネタも満載で、鉄パイプ持って暴れ回るルビーちゃんはコンパニオンには抜群の器。
SP4本のどれよりも好きだった。
Devil's Chord
マエストロ最高!
ジンクスさんのパワフルで魅力的なパフォーマンスに楽しませてもらった!
スペシャルでも、最終回でもなく、このレベルの悪役に出会えるの、このシーズンすご過ぎない?
マエストロ(イタリア語でマスター)が、トイメーカーの子供という設定は、親の分からない捨て子としてのドクターとルビーと関係あるのかね?
ルビーの親や待つ者の存在感など、この後のエピソードへの伏線もたっぷり張りつつ、ビートルズやミュージカルなどエンタメを盛り沢山に詰め込んだ回。
ビートルズの曲が使えないという制約がある中で、どんなに経験を積んだドクターでも辿り着けない、天才としてジョンとポールを使ったのが沁みた。
BOOM
モファット脚本。
15代目のRTD2でも変わらないモファット節。
ちょっと難解で、深くて、それでも感動に持っていく収束力。45分でこれが出来るモファット。
ずっとドクターが地雷の上にいて、場所が変わらず、それでも決して緊張感が途切れない。
悠々として語る大きな言葉たち、豊かな表現の数々にあっという間に魅了された。
戦争とは金儲けである、信仰とは責任逃れである、と声を大にして語り、それらを上回る愛を讃歌する。
ところで、マンデーが次のコンパニオンと同じ女優さんなのはどういう理屈?ポンペイがあるから分かんない。
73Yards
Turn LeftのYears and Years感と同じく、現実的なディストピアを匂わせるDoctor-Liteエピソード。
英国史上最悪の首相がハロルド・サクソンでないことに嘘だろと感じたが、残り5分までこの話がどうやって落ち着くのか想像させないストーリーが面白かった。
謎の人物はママやUNITに何と言ったのだろう?タイムループはどう閉じたのだろう?謎が多く残るのは、midnightっぽくもあり、何よりルビーのことをさらに好きになる回だった。
Dot and Bubble
SNSって泡と言われるよね、似た様な考えの人たちだけが集まる輪のようになると。まんまそれがテーマ。自分と同じ、または自分の好きな考えだけが周りに集まり、指示を出し、自ら考えることを出来なくなったどこかの惑星の未来の人類。
初の黒人ドクターに、人種差別的暴言を吐くのが、過去ではなく未来の人類だったことが辛いし、あまりに辛辣な終わりだった。シンプルに啓蒙。
2話続いたDoctor-Liteも終わり、次はいよいよジョナサン・グロフin Doctor Who!!
Rogue
ここまで進むと思わなかったけど、ジャックやリヴァーのようなポジションになるかなと思ったので、とっても魅力的なローグ、最高だった〜。素敵だった〜。登場シーンから全てロマンチック。
6対に増やした時点でどうなるか分かったよ、でもFind meで終わりなんて。悲しいけどロマンチック。早くまた出てきて。
ジョナサン・グロフのことしか記憶がありませんね。世界観に合うと思ってキャスティングした人に感謝。
The Legend of Ruby Sunday
最終回に向けた種まき回。2話構成のエピソードは今シーズンではこれが初めてで、とにかく焦らす。
クラシックに縁が無い上、10thのThe Beastとかもそんなにワクワクしなかった方なので、神殿系の話が分からないし、スーテクって誰だよって感じ。
UNITの個性豊かな仲間たちや、ママ(カーラの方)が娘を心配してついてきちゃうところとか楽しいところもたくさん。Saxon Masterのテーマが何故(2度も)流れるのか、個人的には気になるところ。
Empire of Death
ルビー・サンデーの伝説とタイトルが逆だったら良かったのに。スーテクとの戦いよりも、ルビーと母の話の方が良かった。こんだけ引っ張ってこのオチ?という批判もあったけど、ミリー・ギブソンの演技力も加わった母との再会シーンは泣けるもの。ルビーの名前が拾われた道の名前ではなく、母の望んだものだったと分かっただけで、ルビーはドクターと冒険をした意味があったってこと。
ただし、盛り立てるための種まきをやりすぎだし、そこに時間を割いて、スーテクとの戦いが薄くなってるのはやっぱり残念。偉大な敵が捨て子が母を探す想像に屈するというのをやりたいとしても、あっけなく感じちゃった。
ルビー・サンデーと別れたくないよ〜
フラッドさんの正体は??早く続きが観たい!!!!
モファットのクリスマススペシャルを楽しみに生きます!
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以下、投稿ページの無いSPのレビュー!
STAR BEAST
ドナドナドナ!!!!
なんだか全てのシーンが泣けそう。
彼らには15年で、私には2週間なのに。
何も変わらないあのドナと、美しい娘のローズ。
ローズはトランスだから、生まれ持った名前ではないのだろうけど、それも継承した記憶が影響しているんだろうね。ローズ、、、ローズ、、、
RTDが関わっている以上、含まれるテーマとして不可避だけど、クイアの象徴として、ドクターを存在させようとする意欲をすごい感じる。
ただ、今の私には「女のドクターだったら気づくのにね、女は望んだら知識を捨てられるの」ってところがよく分からなかった。どういう意味なんだろう…?
WILD BLUE YONDAR
テナントドクターの顔を見たウィルフ
この顔の復活は、ウィルフにとって何よりの喜びだよね、、、ああTEoT...
後ろを振り返えることなんて出来ない、ただ前を見て走るしかない。そんなドクターの宿命をところどころ明示させるのは、テナドクとRTDらしいな。
11代目の後半から、13代目までの間に、ドクターに何があったのか知らないし、12代目13代目に及んでは配信なしという辛い日本なので、それを全て知ってからの方がより楽しめたのかも。
思考するたびに、本物のを真似ていく悪役というのも、AIが普及する現代らしいテーマで面白かったし、ドナがどんなに無になれと言っても、思考を止められないドクターに親近感を覚えた。
分かる、考えない、なんて無理。
The Giggle
ニール・パトリック・ハリスが、ドクターフーの世界に合うと考えた人ありがとう。
トイメイカー、最高でした。
銃弾を花びらに変えてしまう能力を持つトイメイカーに対して、なんでその能力を他で使わないんだ、というドクターが私の知ってるドクターだなと思った。
正しさを競うことが21世紀最大のゲーム。
その通りだと思ったし、それをエンタメしちゃうのは流石。正しさを主張する先にある世界の姿が、本当に起こらないことを願ったよ。
二重再生は意味わからんし、ターディスと一緒に地球に残したテナドクの行方が、分裂した15代目と同じくらい気になってしまうじゃんね。
RTD、TEOTの結末についてずっと悩んでたのかな。本当にあの終わりで良かったのかと。テナントドクターにより良い終わりを与えたかったのかなぁ。
今は若い私には、甘っちょろいエピローグで、むしろあの時のテナドクに抱いた母性のようなものが薄れてしまった気がする。
私はテナドクはシムマスと宇宙を眺めて暮らすのが、唯一幸せになる方法だと思ってたので、(外面:人類より長生きする、内面:善と悪の表裏を受け止める)こんな普通な終わりで良いと思ってなかった。
いつか私も、その結末を幸せと思えるかな。
The Church on Ruby Road
見慣れたシューティ・ガトワも、即ドクターだとなるぴったりさ。私たちの知ってるドクター。
歌ったり踊ったりするのは意外とはいえ、早口とあの笑い方はどう見てもドクター。
新コンパニオンのルビーも、家庭環境が特殊とはいえ、責任感の強さや行動力、度胸に、うん、彼女こそドクターのコンパニオンという説得力がある。
ルビーを教会に置いていったのは誰なのか、、、
そればかり気になってしまったよ。
髪色で判断するのは安直だろうけど、13代目ドクター説や、ローズ説などもあり、ワクワクする。
5月から始まる新シーズンが待ちきれない!!
そして、新シーズンにはなんとジョナサン・グロフも登場!!ドクターと親しげに踊ったり、銃を向けたり、面白そうなキャラクターみたいなので、単発じゃなくジャックのように3人目の相棒となるような出演だといいなぁ、と思っています!