刑事ウルリケ~連続猟奇殺人事件~(2022年製作のドラマ)
Die Quellen des Bösen/The Roots of Evil
公開日:2024年01月20日
製作国:
再生時間:48分
あらすじ
旧東ドイツ地域の人里離れた森で、少女の遺体が発見された。少女はきれいな花のベッドに寝かされ、体にはルーン文字が刻まれており、何かの儀式のようだった。事件の担当となった女性刑事のウルリケは、捜査の過程でかつての親友クリスタに再会する。彼女の夫が被害者と関係があるらしい。ウルリケはこの事件が自分の過去へと繋がっていくのを恐れ、異動してきた同僚のラーセンに重要な情報を隠そうとしていた。
また別の新たな少女が行方不明になった。2人目の犠牲者となる前に少女を見つけ出すべく、捜査に奮闘するウルリケとラーセン。この一連の事件に関して、森の中で少女の遺体を発見したイングリッドは何やら秘密を抱えているようだ。殺された少女の体に刻まれたルーン文字から浮かび上がった「ヴィーザル」は神話に出てくる人物の名前だと判明。そしてまた、ウルリケの弟のマルクがこの事件に関りを持っていることが分かる。
捜査を進める中で、ウルリケは自身が幼少期に怪物のような狼に遭遇していたことを思い出す。クリスタも知っているはずだが、その話になるとなぜか口を閉ざしてしまうのだった。仕方なく真相を突き止めようと母を訪ねてハンブルクに向かうウルリケ。そこでは懐かしい再会も待っていた。そんな中で、ラーセンもまた、表に出すことにできない家族の秘密を抱えていた。そして何もかも捨てて密かに逃亡しようと試みていたのだった。
亡くなった少女の靴からマルクの指紋が見つかり、捜査対象になったことでウルリケは苛立っていた。ウルリケはラーセンと共にイングリッドを訪ね話を聞いていたが、イングリッドは突然烏に襲われ片目を失う。遺体のルーン文字から浮かび上がった神話上の人物の名「ヴィーザル」が鍵を握っているようだ。さらに母を訪ねたウルリケは、20年前に殺されたカーラ・リップの事件にウルリケの父親と同僚のドゥッベが関わっていたことを知る。
長い年月を経てカーラ・リップの頭蓋骨が発見される。彼女を埋めたのは本当にウルリケの父親なのか。一方、逃亡を試みたラーセンが妻のために偽造旅券を用意していたことが明るみになり問題になっていた。そんな中、クリスタと同じ施設で育ったイェンツが突然やってくる。クリスタの娘のザブリナは父親かと思い期待していた。しかしザブリナとマルクを車に乗せて運転していたイェンツは豹変し、自分こそがヴィザールだと告白する。
イェンツが運転する車は事故を起こした。マルクは病院に搬送されたがザブリナはイェンツに連れ去られてしまう。制限区域の地下壕に女性が連れていかれたとの証言をイングリッドから聞き、救出に向かったウルリケもまたイェンツに捕らえられる。一方のラーセンは懲戒処分となり警官ではなくなった。妻と共に逃げようとしていたが、思い直してウルリケの救出に向かう。今まさにヴィザールの儀式が始まろうとしていた。