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エリートサラリーマンの神城真人（成宮寛貴）とその妻の澪（瀧本美織）は、順風満帆な結婚生活を送っていた。 ところがある日、澪は出張に出掛けたはずの真人から送られてきた写真がネットから拾ったアリバイ写真だと気づいてしまう。 平穏な日常にもたらされる一抹の疑念。 さらに近所では「女性記者殺人事件」が起き、犯人が捕まらないまま連日ニュースを騒がせていた。 仲睦まじい夫婦の裏で、何かが崩れはじめる……

パティスリーで働く神城澪（瀧本美織）の元に、「女性記者殺人事件」の聞き込みのため警部補・富沢（山口馬木也）が訪ねてくる。 被害者の南沢夕陽（久間田琳加）は甘いものが苦手なのにも関わらず、パティスリーに頻繁に通っていたのだった。 さらに神城夫妻の隣室に越してきた謎の男（細田善彦）もまた、監視・盗聴をしながら神城真人（成宮寛貴）と澪のことを嗅ぎ回っていた。 そんな中、新たな事件が巻き起こる。

神城澪（瀧本美織）の同僚の小泉彩葉（田中美久）が遺体となって発見された。 彩葉に脅されていたパティシエの小山田丈治（片桐仁）は「女性記者・南沢夕陽（久間田琳加）殺人事件」と併せ重要参考人として取り調べを受けることに。 不安になる澪をなだめる神城真人（成宮寛貴）だが、その裏では投資家・長野真澄（筒井真理子）との逢瀬を重ねていた。 真人の化けの皮が剥がれていく……

神城真人（成宮寛貴）と澪（瀧本美織）は結婚記念の旅行で、できていなかった結婚式を2人だけで挙げる約束をする。 実は真人は多額の生命保険を澪にかけ、その旅行中に澪の殺害を計画していたのだった。 そんな澪の真人に対する関係依存が酷くなっていることを、心療内科医である瀬川水樹（松井玲奈）は心配していた。 一方、真人を殺人事件の真犯人だと信じる石黒颯馬（細田善彦）は、震災孤児である真人の過去を追って神戸へ。 なぜ南沢夕陽（久間田琳加）は殺されねばならなかったのか。

南沢夕陽（久間田琳加）が命を賭して得た神城真人（成宮寛貴）の取材データを持って、石黒颯馬（細田善彦）は警部補・富沢（山口馬木也）のもとを訪ねる。 そこには、真人のにわかには信じがたい真実が記されていた。 明かされる真人の過去と、真の姿。果たして真人は何を企んでいるのか……

次々と明らかになっていく神城真人（成宮寛貴）の正体。 警部補・富沢（山口馬木也）は南沢夕陽（久間田琳加）、小泉彩葉（南沢夕陽）殺人事件の捜査を一からやり直す決心をする。 そんな中、真人は澪（瀧本美織）と共に結婚記念旅行の準備を進めていた。真人の澪への保険金殺人計画は最終局面を迎える。 そこに現れる元不倫相手の長野真澄（筒井真理子）。一方、石黒颯馬（細田善彦）は澪に接触し…… 波乱の最終章突入。

澪（瀧本美織）殺人計画である記念日旅行に出発した神城真人（成宮寛貴）と澪。 それを阻止するため後を追う石黒颯馬（細田善彦）だが、真人に気付かれてしまう。 一方警察では、真人の前妻である神城彩(青山倫子)も他殺であったと判明し騒然としてた。 真人を信じ切る澪。誰もいないチャペルで、真人と2人きりの結婚式が執り行われていたが…… 真人と、石黒や警察たちの決死のチェイスが幕をあける。

神城真人（成宮寛貴）から必死に逃げる神城澪（瀧本美織）と石黒颯馬（細田善彦）だが、徐々に迫り来る真人。 もう逃げられないその時、澪の下した決断とは。 殺人鬼・真人と澪、それぞれの「究極の愛」は果たしてどこに向かうのか……?