カーネーションの54の情報・感想・評価

エピソード54
第54話
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コメント6件
CureTochan

CureTochan

ドラマは相変わらず素晴らしい。しかしシナリオはどこまで脚本家の自由に書けているのだろうか?戦争でPTSDはわかるが、華美なものを禁じるといった無意味なムーブは日本が愚かなだけで戦争の本質とは関係ない。 日本が、なぜか理由もわからず戦争に突入した、という毎度おなじみ左翼的カマトト設定が相変わらず気になる。戦争を起こした理由の一つは格差社会であり、大いに今日的なテーマだ。この先、このドラマには戦後の混乱で尊厳を傷つけられた女たちも登場するわけだが、戦前の状況が無視されるのはひどい片手落ちである。 ドラマの舞台である岸和田は繊維工業で栄えた都会なので、遊郭もあって戦後は赤線となった。遊郭は貧農から女衒に売られた少女たちで成り立つ。昭和8年の三陸沖地震と津波で農家と漁村がどんなに疲弊したか、このドラマの制作中に起こった東北大震災からも我々は想像できた。海水に浸かった田んぼの復旧は今よりずっと困難だったろう。最近、「水曜日のダウンタウン」のロケで仙台空港の近くに真新しい住宅地が広がっていたが、あれはもともと宅地だったのだろうか。 昔から農村や漁村はそういう目に遭ってきたのだが、都会のほうが急速に近代化したために、格差が激しくなった。田舎から来た兵隊もいた軍人が、この状態を放置する政府にキレたのが226事件で、軍隊がイニシアチブを取ることになった。戦争を起こす国が、精神的に平和なはずがないのである。
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戦時中でもお金がまわってるところはまわっていたんだな。なつの旦那…あかんわ。 ツラい時にくじけるのもアカン! 勘助が戦地から帰ってきた。心がボロボロになって…心は戻ってくるのだろうか?
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ポレポレ

ポレポレ

このコメントはネタバレを含みます

「店一軒守るゆうんは大変なことや。大変で当たり前なんや。ええ時もあれば、つらい時もある。ええ時に調子乗んのもあかんけど、つらい時にくじけんのもあかんねん! よう覚えとき」 パーマネントのせいで家族に迷惑をかけていると弱気になっている嫁 八重子(田丸麻紀)を、店主で義母 玉枝(濱田マリ)は諭す。しびれた。
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Clary

Clary

このコメントはネタバレを含みます

戦争って、一律的に皆んなが貧相な生活なわけではなく、 儲かる人もいれば仕事も成り立たない人もいる、 って残酷。 奢らる奢られる、がなければそれはそれで 狭い町で軋轢多くなりそうな気がしてきた。 そんな中でじわじわと削り取られる表情も気になる安岡家に 勘助が帰還。 帰ってきた、というか帰されてきた、ってことなんだろうか。 (仕組みよく分からないけど) まさに、心がどこかにいってしまったかのような様。 この頃、PTSDなんて概念は遥かに遠いものね... 来週の予告、怒涛の展開。 1週間で詰め込まれている情報量と重さよ。
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FranKa

FranKa

「心が失くなってしまった」勘助。迫力のある演技だった。
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みさこ

みさこ

2023.06.06