ちょっとバカにして見てた30年前の映画『ベストキッド』が全て前フリだとしか思えない面白さ！もはやコメディです。いい感じにダサいネーミングの「コブラ会」
『ロッキー3』や『アイアン・イーグル』などの80's映画ネタもうまい具合に使っちゃって。再鑑賞作品以外で★5つ付けた作品ってしばらくぶりです。
少年時代に車のワックスがけばかりしてたせいか、今では高級車を取り扱うディーラーの社長になったダニエルさん。
仕事をクビになり車もぶつけられて飲んだくれるジョニーはコブラ会を再開するが来る生徒はヘナチョコばかり。この辺はエミリオ・エステヴェス主演の『飛べないアヒル』っぽくていいです。人生の勝ち組ダニエル、負け組ジョニー。
少年時代のジョニーが何故あんな奴になったのか、単純な善と悪の構図じゃなくそれぞれに歩んで来た辛い道がある。毎エピソード 笑かしてくれると思って油断してたら、パット・モリタさんに捧げたエピソード5「バランス勝負」では見ていて 目頭が熱くなった。
「先に打て、情けは無用！」ジョニーの言ってる言葉も大人になった今となっては分からないこともない。ミヤギさんの残した「悪い生徒なんてどこにもおらん、先生が悪いんだ」って言葉がこのドラマに より深みを出していた。
『コブラ会』を見たくてネトフリに加入したけど大正解。リアルタイムでベストキッドを見ていた世代にはグッとくる作品でした。
