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デアデビル シーズン2のmiumiuのレビュー・感想・評価

デアデビル シーズン2(2016年製作のドラマ)
4.4
NetflixのMarvelドラマ、2月いっぱいで配信が終わるそうで…
今はディズニーにMarvelの権利があるから、ということは分かるけど、今まさにドラマシリーズを追っている身としては、Netflixオリジナル作品をちゃんとディズニープラスに移行して配信してくれるのか心配…


盲目の自警ヒーロー「デアデビル」の孤独な戦いを描くシーズン2。
前作の悪役ネルソン・フィスクが逮捕・投獄され平和が訪れるのかと思ったのも束の間、自警ヒーロー気取り(?)で悪人に制裁を加える新たな敵「パニッシャー」が現れる。

前シーズンはマット・マードックが「覆面の男」からスーツを纏った自警ヒーロー「デアデビル」になるまでだったけれど。
シーズン2はマットを戦士として鍛え特殊能力(視覚以外の感覚の鋭さ)を伸ばした恩人スティックの真の狙いが発覚、学生時代の元恋人エレクトラの登場… と、マットの過去に焦点を当てながらヘルズ・キッチンを襲う新たな脅威と、獄中にいても影響のあるフィスクとの戦いを描く内容だった。

映画版やアメコミは未見。エレクトラがデアデビルにおけるファムファタル的な存在ということでいいのかな…?
人間味もある悪役フィスクが結構好き。そんな中、今シーズン途中から悪の秘密組織「ヤミノテ」が出てきて、
「なに、その怪しい組織…」
とちょっと引いてしまったというのが本音。
(実は現在『アイアン・フィスト』まで既に観ていて、そちらはよりヤミノテの話題が色濃く出てくるので、今はもう慣れた。)

ジョン・バーンサル演じる「パニッシャー」、この後単独シリーズが作られることもあり「ここでもう出てくるの? しかも敵対する役?」とビックリした。

デアデビルとしての戦いだけでなく、マットの弁護士としての活動や、事務所存続のためにみんなで頑張る場面が好き。
親友フォギーと事務所で働くカレンの2人、マットを支える大切な仲間として、本当に好きなキャラクター。
弁護士としてパニッシャーの謎に迫る場面や、話が進むにつれてカレンの正義感が強く浮き彫りになっていくのも好き。
今シーズンはヒーローとしての戦いの中で、マットとフォギーとカレンの関係がすれ違ってしまうのが切なかった…

NetflixのMarvelドラマ、アクションの激しさや痛々しさ・グロさに加えて恋愛描写も大胆で、完全に大人向けという印象。
マット・マードックが好きだから『デアデビル』は完走したい…… けれど、シーズン3の前に観ないといけないシリーズがたくさんあるんだよなあ。
2月末までに出来るだけたくさん観られますように!
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