【 伏線もしっかり回収するタイムリープ秀作ドラマ 】
刑事が壊れた無線機を通じて15年前の世界に生きている刑事と交信し、そして協力しながながら未解決難事件を解決していく、タイムリープ要素を入れたドラマ。
本作「シグナル」시그널は、2016年に韓国で放送された全16話のテレビドラマ。その後、2018年に関西テレビ(フジテレビ系)で「シグナル 長期未解決事件捜査班」全10話でリメイクされてる。結論から言うと、やはりオリジナルの韓国版ドラマの方が全てにおいて優れていた印象。
実際に起こった未解決事件などモチーフに韓国の社会問題等を浮き彫りにしつつ、サスペンス・スリラーの要素で盛り上げに成功しているドラマだったし、更にはヒロイン(チャ・スヒョン刑事)と先輩刑事イ・ジェハンとのプラトニックな関係、そしてタイムリープを活かして未来と過去で繋がっていくスリリングなところ、切ない要素も加わって、しかも伏線もしっかり回収するきめ細かさがあり、16話はかなり濃密な内容だったと思う。
役者は…
分析官パク・ヘヨンを演じたイ・ジェフン
(日本版は坂口健太郎)
刑事チャ・スヒョンを演じたキム・ヘス
(日本版は吉瀬美智子)
捜査官イ・ジェハンを演じたチョ・ジヌン
(日本版は北村一輝)
の、メイン3人が見事にハマり役だった。
特にチョ・ジヌンは好きな映画「毒戦 BELIEVER」の主役で麻薬取締担当の刑事を演じていた人で、今回も良かった。しかも今回のドラマの劇伴はその「毒戦」と同じDalpalan! あとキム・ヘスもベタながら後輩刑事の可愛さを出していて、風貌なんかは若き頃の風吹ジュンみたいで印象的だった。
脚本、俳優、劇伴としっかり結びついた秀作ドラマ👍
