なつめ

功名が辻のなつめのレビュー・感想・評価

功名が辻(2006年製作のドラマ)
4.1
このころの仲間由紀恵は笑いを誘うシーンにははまっていたが演技のバリエーションが少ないし、脚本はホームドラマであり戦国史はふつうになぞるだけなので予定調和(ぜんぶ六平太が教えてくれるし)。実力派の演技合戦を楽しむしかないところがあるのだが、そういうモードで観ればそれなりに面白かった。

若いうちの千代は天然で一生懸命でとぼけていてそれはそれはかわいらしかったのだが、年を取ってからもちっとも変わらないできれいごとを言い、夫に負荷がかかっているここ一番というときにさらに負荷をかけ、わたしのなかでけっこうな胸糞キャラに成長した。若いころの夫婦げんかで一豊に「小賢しい!」って詰られていたけど、ほんとうに小賢しかった。年を取った主役がちきちんと老けない大河はどうもね。嫌いではなかったが。
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