タキ

大奥〜華の乱〜のタキのレビュー・感想・評価

大奥〜華の乱〜(2005年製作のドラマ)
3.6
まずお玉が権力志向のごうつくばりババアになってておののいた。前作の、実は綱吉はお万の方のお子だったという設定はきっぱり捨て去っているようで、お玉はかつてのお腹様として大奥で君臨し、ただただ綱吉の血筋のお世継ぎをどうにかして作りたいの一心の所業だった。徳川家の御為という言葉が空虚に響く。組織が基盤に乗るとだんだん腐ってくる様子を政治とはまったくかけ離れた人間の業が剥き出しの世界を描いている(つまりゲスい)
いまやトップ女優の小池栄子がイジワル役をやってるのがなかなか新鮮。
東京事変の「修羅場」がすごくいい。
毎回どのドラマでも悪役に仕立てられる柳沢家だが、今も続く家柄だそうでフィクションとはいえどんな風に思われているのか気になる。
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