【神の御心は計り知れない】

主役３人の絡みと個性的なキャラが豊富で最高のドラマ

主人公の牧師が、無慈悲で残酷なこの世の中に価値があるのか、神様に心意を確かめる事にした。
しかし、天国には神様は不在だった。
あまりにも無責任な神様をぶん殴りに行くお話。

悪魔、天使、閻魔、神様、ヴァンパイア、
アドルフ•ヒトラー、因果応報のクズ、最強の殺し屋「セイント・オブ・キラーズ」とシーズン1〜4まで様々なキャラが出てくるが、どれも魅力的

「ジェシー•カスター」
主人公
悲しい過去とトラウマを持つ。祖母は魔女
「神の声」で発した声を聞いた者は、どんな指示にも従う最強の能力を持ってるが、たまに能力使わないでただ殴り合う。
というか、能力使えばアイツが来る

「セイント・オブ・キラーズ」
主人公の天敵、ほぼ不死身、移動は徒歩、銃から大砲みたいなのが出る、見た目の渋さ故最強の風格を持つ、最強キャラ。バイオのタイタン風

「ユージン•ルート」
父親が保安官、元は好青年だった。
片思いの恋人と上手く行かずあの姿に、、、
終始、主人公達に絡む鬱陶しいキャラだが、最後の「こんな姿でも辛くなんかないよ、
1番辛いのは、何も知らない人に同情される事だ」
と言って自分を曝け出し、やりたい事をやって輝いてた最後のシーンは非常に良かった。

「チューチップ•オヘア」
主人公の恋人で、主役の1人
特殊な能力はないけど、農家の納屋の中にあった物でロケットランチャーを作りヘリを撃ち落とす、武器や格闘、に関しては他より長けている。父親との悲しい過去がある

「キャシディー」
まじで良い奴、主人公の相棒
ヴァンパイアになってしまい、不死身になってしまった。年も取らないから、子供もいつしか自分より年上になり、常に孤独の中に
戦争中に逃げて帰り、その際にヴァンパイアになった。自分のせいで、家族が責められない為に孤独になる事を選ぶ。

地獄の中では、
その人が経験した1番のトラウマを繰り返し経験させる刑なのが、新しくて良い。

他にもいろいろ話したいぐらい
ドラマの中で1番好きな作品

終わってしまった………。
シリアスとバイオレンスとグロテスクと様々な愛がミキサーにかけられたような良作だった。キャシディとシュタールが好き。
みんなそれぞれにそれなりの良い終わりを迎えられたのではないかなー。寂しいので二週目に向かいます。

ファイナルシーズンとして最初から見始めたので序盤から中盤にかけての引っ張りのペース配分や中弛みに心配を感じる部分も多々あった。これも原作未読故に比較出来ないが打ち切りの事情を考えるとかなり振り切ったエンディングになったような印象。カスターと神の最後の会話など当初から綿密に計画していたのか納得オブ納得な終わり方を最終話で畳み掛けたのが圧巻。

全シーズンを通して原作にあるガースエニスのヒーローや神に対する尽きぬ疑念やプロデューサーセスローゲンの普段のコメディ要素とは違うコミック的な人間賛歌が結実した不思議なドラマであった。流行りのザ・ボーイズを観ている人にはむしろこっちの方がハマる人も多いのでは...。
視聴率低下もあってか途中から新規ファンを宣伝として上手に呼び込めなくなってしまったドラマだったがシーズン1から追ってきたファンを裏切らない素晴らしいファイナルシーズンであったと思う。

円盤が出ないのでアマゾンプライムから外れたタイミングで幻のドラマとなってしまう未来が見える...。円盤出して〜