昭和元禄落語心中の3の情報・感想・評価

あんな殺伐とした戦場で女一人、死に直面した男たちに何もされないのか？ それとも、飢えて死ぬか、撃たれて死ぬかという極限状態では、そんな気にはならないのだろうか？

岡田将生の視線にやられる。助六は確かに魅力的だ。人を喜ばせたい。それもよい目的だ。でも自分は自分にできることを、自分の落語を。道を見つけた菊比古の輝きが素晴らしい。けれど観る度に心がキュッとなる。今後に向けて道が敷かれていくようで。

何のために。岡田さん、開花。美しく開花。山崎育三郎さんを超え開花。綺麗だった。

本当に何もかもがいい　地獄の結末に向かう様があんまりにも美しいよ

腕も人気もありテケツも売れる。ひがんで女々しくなっている菊比古を受け止める度量もある初太郎に苛立ってしまう。 満州での悲惨な経験から、人のために落語をしたいと思う様になった初太郎の背景を知り、菊坊が化けた✨ 何のために落語をするのか アタシの居場所はアタシが作る。 からの"品川心中"✨ "てめえの居場所をこさえるため。ここに居ても大丈夫だと思うため。自分が自分でいるため。作るんだ。てめえでてめえの居場所を。" この役に合わせた岡田将生の話し方もいいし、噺方が目に見えてガラッと変わった品川心中も、初太郎との芸のシーンもとても良かった ゆずの主題歌もいいし、その投入タイミングも絶妙なんよね〜♡ 破門と女、どちらを取るのか。次回も面白そう〜✨ 初太郎(助六)の「夢金」 菊比古の「寿限無」「品川心中」

鹿芝居で化ける菊比古 人の為に落語をする初太郎と自分の居場所を確保する為に落語をする菊比古

老け役の岡田将生≒森進一 女役の岡田将生≒橋本愛 大政絢、和装がよく似合う👘

芝居。 先にみよ吉と結ばれてたのは 菊比古だったんだ！