アマプラやU-NEXTでシーズン2までの配信が終了ということで駆け込みでイッキ見。
第一次世界大戦後、ワイマール共和国時代のドイツ・ベルリンを舞台にしたミステリースリラー。
シーズン2は、殺人課に異動し、ロシア人の他殺体が大量に発見された事件を追うことになったゲレオン・ラート警部と刑事助手のシャルロッテが、本格的に陰謀に巻き込まれる展開。
シーズン1がキャラクター紹介や設定を説明した壮大なイントロダクションという感じで、シーズン2からはミステリー要素が増して一気に物語が動いた。
本格ミステリーとしても、当時の歴史を背景とした政治や思想を描くスリラーとしても、とんでもなく面白かった!
当時の時代を再現する美術面もアクションも、お金がかかってるな… という感じで見応え充分。
登場人物が多くて覚えきれないからWikiを参照しながら見た→結果ネタバレ踏んだけれど、それでも面白いのがすごい。
国家転覆を企む組織にナチス、共産主義など、様々な思想が渦巻く当時のベルリンの緊迫した空気感も味わえる。
ゲレオンの、PTSDを患っている設定ゆえの陰のある美形っぷりと、不正をうやむやにせず真相を明かそうとする刑事としての真っ当さが好き。
シャルロッテの強さも好き。
2人の仕事を軸とした関係性もシーズン2でより近づくので、その点も見ていて面白かった。
シーズン1とシーズン2で同じ原作小説の事件を一続きで扱っているので、イッキ見したのは大正解だった。