このレビューはネタバレを含みます
Apple TV+オリジナル。
アルフォンソ・キュアロンが監督、脚本を務め、前半4話はヴェネツィア国際映画祭でもお披露目されたドラマ。
原作小説ありだけど未読。「夏の沈黙」は原作小説の邦題でもある。
とにかく映像美とカメラワークのこだわりがすごい。
主演のケイト・ブランシェット、複数の年代を演じるケヴィン・クラインの演技も素晴らしく、見応えがあった。
裕福な夫と結婚して家庭を築き、ドキュメンタリー映像製作のジャーナリストとしても成功している主人公が、差出人不明の届け物を受け取ったことをキッカケに過去を暴かれる恐怖に見舞われるサスペンススリラー。
全7話の今作、ちょうど真ん中の第4話まで観たところで過去の映像が真実なのか虚構なのか分からなくなる構成、前述の凝りまくったカメラワークと映像美など、TVドラマの域を超えてこだわって作られた作品だということがよく分かる。
その点ではもっと高い評価なんだけれど…
※ここからちょっとネタバレ
明らかにR18な今作。
各話視聴前に視聴に関して注意する文も出るには出るんだけど。
最後に明かされる真実を踏まえると、もっと警告を強めに出した方が良かったんじゃないかなあ… 観る人によっては「しんどい」どころじゃなく影響が大きそう。
ただあまりはっきり事前に警告を出すと決定的なネタバレになるのが、ミステリージャンルの難しいところ。
原作はベストセラー小説とのこと。
このドラマを観て「原作だとどんな構成で語られてるんだろう?」と気になって手に取ってみたくなった… ので、ドラマの映像化としては大成功なんだろうと思う。