Nella

ベター・コール・ソウル シーズン6のNellaのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

【微妙に感想ではないです】

よくRedditやFandomにも時々「ベタコの方がブレバより優れてる!」とか「ベタコはブレバを超えた!」とか書き込む人がいるんだよね。何が目的なのか知らんけど。いちいち比べて他サゲしないと好きなものも褒められないの?
周囲の反応も「は?だからなんなん?」でスルーて感じで、ベタコガチ勢って海外でもわりと嫌われてると思う。ジミーに感情移入しすぎてて「このドラマが認められれば俺も認められる!」みたく勘違いしてんのかな。エミー賞とか賞を取れなかったのも味噌で「万人受けはしないけど分かる奴にだけは分かる(それは俺)」みたいな選民意識があるみたい。
大体「超えた」って言われても…「いつ超えたんですか?!」ってなりますよ。そもそもブレバあってのベタコだし。どこをどう比べてるのか知らんけど。超える超えないもないよ、この二作はベクトル的にも別物。
そうやって突然ネットに「ベタコの方が良い!」だとか書き込む奴って、同じ物が好きなFandomや同じシリーズが好きなファンを攻撃して、自意識が尊大すぎねーかと思う。しかし、ファンが嫌いという理由で離れたくないので、もうそういうの見るのは程々にしようと思います。

「ブレイキング・バッド」の前日譚ということで制限が多くて、結果的にこのシリーズの売りである緻密な整合性がガタガタになってしまったが、人間ドラマはよく描けていたと思う。もう1シーズンあったら良かったかな。丁寧に描きすぎて後半尺が足りなくなってしまった感。あと、どんな前日譚や後日譚にも言えることだが、二次創作感が凄いのよね。これを見てると「私ならこういう展開にするのにな」とか考えてしまう。特にジーン編は再考の余地ありでは…これでも充分良いとは思うけど、もっと良く出来たのではと考えてしまう。
「ブレイキング・バッド」は二次創作を考える隙を与えないドラマだったと思う(それでもする奴はしますが!)

ベタコガチ勢の中でもラロ◯チョさん達は、本編があまりにも辛すぎて別次元に逃避してる感があって、それはそれで気の毒です…Fandomに「ラロの家はチワワ」という未確認情報が書き込まれてるのですが、ならサラマンカはフアレス・カルテルの一味だったのかな。確かヴィンス・ギリガンが言ってた(ような気がする)んだけど、メキシコのカルテルの話やっちゃうと広がりすぎて語りたいことからズレてしまうって。だからブレバではガス様vsサラマンカで幕引きしたんだと思う。しかしその結果、ナチョがあんな良いお父さんがいて家業もありながら、何故あんな茨の道を選んでしまったのかとか、サラマンカファミリーがいつから国境を越えて暗躍しているのかとか、ラロ氏ドイツで殺人はまずいんじゃないかとか、その辺のリアリティがいまいち薄くなってしまったと思う。

あと、他人がドラマをS6からだろうがどこから見ようが勝手じゃないかね。私も推し目当てで途中から見たりする。そんなんいちいちあげつらって批判するようなことかね…有名人て妬まれて大変ね。
Nella

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