このレビューはネタバレを含みます
何ともう2年も経ってしまったがシーズン2が始まるそうなので内容を思い出さないと。
前提としてロキは好きなんです、てかロキが嫌いなんて人いるのだろうか。どうやっても好きにならずにいられないキャラだと思う。だから何となくロキが可愛かったことだけは思い出せる。ラグナロクを説明するのにサラダに塩胡椒…とか。相変わらずお茶目で、でも兄上がいなくてちょっと寂しそうだった。
そのソー役のクリス・ヘムズワーズが、少し前に「最近のMCUは、もうちょい地に足つけた方がいいんじゃないっスか」みたいな発言をした。宇宙の危機とかマルチバースの崩壊とか話がデカくなりすぎて感情移入しにくいと、役者自身も感じていることを証明してしまった。役者ならもっとパーソナルな作品に出たいと思うのは当然だと思う。
ロキから分裂した（？）のかどうかよくわからないが、ロキが女だったら（？）みたいな、そのわりにはあまり似てない綺麗な女の子が出てきて、彼女とのロマンスになればナルシストのロキらしいし、それなりにパーソナルな話ではあると思うんだけど、なんか全然楽しみじゃないんだよな…女ロキ出てきたんならロマンスよりもっとハチャメチャな展開になりそうと思うよ。
ならば、時間を牛耳ってるラスボス感漲らせて登場した、カーンとの戦いに焦点を当てたらどうかというと、それもそんなに…。だって結局ロキは（正史では）死んでるんだから、このアースでの結果がどうなっても他で何とでもなりそうだし、今のMCUなら何とでもしそうでしょ。
この「制作側に都合良く何とでもしちゃう」のが私にはダメだ。「何の都合でそうなったの？」といちいち勘繰ってしまう。CMみたいに何らかの主張ありきで、後から脚本と映像をハメてる感じがして、真面目に筋を追う意味がない気がする。
もう綺麗なキャラ同士のラブストーリーとして観るしかないのかな…。むしろオーウェン・ウィルソンとの熱い友情を期待します。
てか、ドラマ始まる前にスタッフ向けに、誰よりもロキに詳しいトムヒによる「ロキ講座」があったらしいのに、誰も聞いてなかったのだろうか（涙）
