kazマックスグローバーレッド

ストレンジャー・シングス 未知の世界 シーズン4のkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

5.0
見えない殺人鬼が異次元から現れて若者を血祭りにあげるホラー色強めのSeason4は1986年3月の春休みからスタート。いろいろあってカリフォルニア州とインディアナ州とあの国でそれぞれの話が展開。もう、面白すぎるやろ。


1986年3月の日本といえば、自分は小学校卒業して中学に上がる前だったのでこの年の春はよく覚えてる。日本の映画館では『阿羅漢』&『ドン松五郎の生活』、『ティーンウルフ』&『ファンダンゴ』、『北斗の拳』&『醒拳』がそれぞれ同時上映されていて、これらの映画は全部見に行ったな。


さて、Season4ではマックスをフィーチャーした第4話だけでもスティーヴ・キングやブラムハウス・ホラー映画の良作を一本見たかのような満足感。ケイト・ブッシュの楽曲「Running up that hill」がカギとなるエピソードでエンドクレジットに「Running up…」のインストロメンタルが流れてからはしばらく余韻に浸れるほどの神回だった。



キャストクレジットにユマ・サーマンとイーサン・ホークの娘マヤ・ホークの名があって、ロビン役がマヤ・ホークだったのね。

毎シーズンに軸となるホラー映画の要素があって
Season1
炎の少女チャーリー

Season2
エクソシスト

Season3
アルダートステーツ&ゾンビ

そしてSeason4はエルム街の悪夢かと思ったらまさかのロバート・イングランドがゲスト出演。フレディ役ではないけど。

さらに「メンフィス3」と呼ばれる、ヘヴィメタやオカルト好きな少年たちが保守的な田舎町の大人によって児童猟奇殺人の犯人に仕立て上げられたというアメリカで実際に起きた冤罪事件もベースにしてるんだから、このドラマの視点はかなり鋭いです。因みにこの「メンフィス3」については『ウエスト・オブ・メンフィス自由への闘い』というドキュメンタリー映画で詳細が描かれてます。

次のSeason5ではリンダ・ハミルトンも参加するらしく、『ストシン』の中でターミネーターの映像がブラウン管に写ってたシーンもあっただけにリンダ・ハミルトンがどんな役になるのか楽しみです。