mende

ストレンジャー・シングス 未知の世界 シーズン1のmendeのレビュー・感想・評価

3.9
Netflixの大宣伝に負けて、未見だった『ストレンジャー・シングス』をシーズン1から見てみることを決意。道のりは長い……。

評判がいいだけあって、テンポが良く、謎が謎をよび終盤にいくにつれ盛り上がる王道の展開。
ストーリーはどこかで見たことがあるようなものばかりだけど、4人の少年たちそれぞれの個性がはっきりしていて、かわいい。特にダスティン。愛さざるをえない笑顔。でもルーカスだけはちょっとキャラクターが弱いかもしれない。
80年代が舞台なので、懐かしい。が、自分が好きだった曲は全然かからないという。正直言うと嫌いな曲ばっかり。これは、まぁ、しょうがないっすね。
全8話で流すぎず、ビンジウォッチにも適していて、楽しく見られた。

ただ、女性キャラはクレジット一番手のウィノナ・ライダーを含め、全員弱い。鍵を握る少女、イレブンも心情が伺えないし、優等生美少女ナタリーは主体性がない古典的ヒロイン。しかも友達のバーバラの悲劇の原因を作っている。バーバラに関しては主要キャラの友達なのにたいして悼んだり、ショックをうけてるふうでもないのも気の毒すぎる。主人公格のウィルとの差よ。
署長のホッパーはだんだん献身的になる味のあるキャラクターだけど、彼も男性だしなぁ。
ジェンダー観まで80年代的ではあった。黒人はいるけど、ヒスパニックもアジア系もいないのは田舎だからなのか?
mende

mende