ER緊急救命室<ファースト・シーズン>の19の情報・感想・評価

「色んな患者が来て医療のあらゆる分野の勉強が出来る 人の命を直接救うことが出来る 何よりもスリル満点だ」 ERで働くことの意義がよく分かる言葉だがスリル満点に引っかかる。 遊園地のアトラクションではない。 生命を扱うのにスリル満点は不謹慎だと思う。 どこか慢心があるように思えた。 そして血圧のチェックを怠って患者に誤診をしてしまう。そこから悲劇が始まった。 やはりERで働いている人達はレジデントで医者見習いである。 マークはレジデントチーフで統括する立場だがまだ見習いなのだ。 更に産婦人科の専門医ではないから格別に詳しい訳ではないから誤った診察をする可能性があった。 ERがある病院は大型病院であり、患者の数が多い。 それによって全ての患者を診るのに時間が掛かる。 今回は緊急事態であるのに産婦人科の医者たちは他の患者で手が一杯な状態だった。 専門医でないERの見習い医師が分娩をしなくてはいけなかったことは医師だけの責任ではなく、病院の体質に問題があるように思う。 私もERで誤診されて酷い目にあったことがある。 その時の医師はやはり見習い医師だった。 ERにも直属の専門医師がいれば誤診が起きる確率は減るだろう。 マークは今回の事でかなり落ち込むだろう。 慢心を捨てて立ち直って欲しい。 改めて生命を扱っていることも強く自覚して欲しい。 妻を失くした夫と母の温もりを知らずに助かった赤ちゃんがとても可哀想だ。

YouTubeにアメリカの産婦人科医がこのエピソードを解説している動画があるのだけど、この状況で産科医が不在はまずあり得ないことみたい。 子癇発作はレアで、同時多発するわけないのだから、産科としては何よりも最優先すべき事態だし、最悪の事態に至る前に、もう産科待ってないで早く産科に突撃してしまえという話らしい。しかしこのエピソードは、ギリギリ産科間に合ったけど、こういう事態になりそうだった本当の話から着想を得て作られている。ギリギリフィクションなのが、ERの面白さだったよね〜

子癇発作