遂にSVU前期とも言えるエリオット✖️オリビア主人公フェーズが終焉。

エリオット役のクリス・メローニは以前、SVU初期シーズンの成功の秘訣を、エリオット✖️オリビアが視聴者の父母のような立ち位置で子供達や女性たちを守る...という安心感があったから...と分析してたけど言い得て妙だと思った。

ファンの大多数と同じで私もこの2人のタッグの大ファンだから、ここでのエリオット退場は辛い..でもSVUが今日まで続くには必要だった気もしている。
クリス降板の背景には色々あるんだろうけど、この2人ってこのまま続けてたら結局お互いの調和が完璧すぎて変化を迎えたり成長したりというのが難しかったと思う。この後は次第にオリビアのドラマになっていくけど、マリシュカの俳優としてのまた別の側面を引き出せたわけで。

何より、二枚看板でスタートして、クリスという重量級を失っても10年以上シリーズを牽引しているオリビア役マリシュカの力量とカリスマには本当に敬服。
女優の30代ー60代は特に出産なども挟み激動のはずで、そこで主役を張ってシリーズを引っ張ってるのは本当にすごいこと。

そして10年後...そんな苦労の中で完全に1人のキャラクターとして進化を遂げシリーズを守り抜いてきたオリビアと、不在だったエリオットが10年のブランクを埋めてそれぞれ独立したショーのトップランナー同士として60代でクロスオーバーで再会する...最高すぎでは？？
人の上に折り重なる幾星霜の重みしかなしえない境地...
この2人の俳優のタイムレスな魅力もすごいしケミストリーには感動するよね。
もちろん2人のタッグのファンとしては、SVUにエリオットも合流して欲しいんだけど、OCシリーズのおかげでクリスのファンとしては彼のスクリーンタイムをより堪能できる喜びもある。

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SVUでは初の2話連続？(1-2話)
厳密にいうと、ストーリーとして連続というより、ゲストキャラの連続的エピソードという感じだけど...

今シーズンは6-7話で、レイプ被害者の子供にフォーカスされ、このシリーズでも珍しく彼らに未来が見える展開になっていた。
法的後見人に指定されるオリビアは、のちにノアを養子にする前兆ですね。
第１０話では規則を破ったオリビア、そしてエリオット。オリビアの暴走を知ったフィンとマンチがクレイガンに報告するのではなく、唯一本当にオリビアを止められるエリオットに連絡する...というSVU初期チームの痛快連携が見られます。クレイガンの立場になったら最悪だけど、それでも憎めないこの５人。

そしてやっぱりFBIエージェントの女性が来ると、撃たれるか吹き飛ばされるかの二択なエリオット...wwもう自分でもわかってて彼女ょがそばにくるのを警戒してるという..ww

今シーズンはハイテク化がさらに進み、zoomみたいな「テレビ電話会議」も。長期シリーズならではの悩みというか、オフィスセットを時代に合わせて模様替えすると思うんだけど、雨漏りという設定で作中で無理なく移行してるのいいね。
遠隔電話でエリオットが、潜入操作しようとするオリビアに対して「無理するな。早く帰ろうか？フィンがいるけど、フィンは僕じゃないから。」っていうんだけど、愛だよねー。
思えば過去にも、オリビアに腎臓を上げると言ったり、オリビアを刑務所から出すために家を抵当に入れたり...この2人以上に絆の強い人間関係ってあるんだろうか...

今シーズンはエリオット最終シーズンでもあるので、エリオットの良さが丁寧に描かれた気がする。
父親的で、信念に忠実で、ユーモアがあって...
リアタイで見てた視聴者は、エリオットの離脱本当にショックだったろうな...ロスが大きいよ...
でも今見れば、10年後へのつながりがすごく楽しみ👍

21話
基本現在進行形の事件を調査するSVUにあって、過去のNYの人種差別問題とその被害にも遡る回。
SVUはこういう作りが上手いし、もっとあってもいい気がする。

22話ではジェレミー・アイアンズに引き続き意外なゲストスターとしてジョン・ステイモス登場。しかも名字がタナーで子供好きというwフルハウスファンには嬉しいイースターエッグ..だけど役は最悪というw
今シーズンは初期メンバーでの総括となるべき記念シーズンだけど、脚本展開は今までの中で一番迷走気味かな...
エリオットの退場も、よく準備されたようには思えないし...

過去鑑賞　FOX

• #にゃんぽすKGT

SVUの物語の中で分岐点となるシーズンです。あまりにも有名なので、もはやネタバレですらないですが、このシーズンをもってステイブラー役のクリストファー・メローニが降板します。SVUが始まって2年後の2001年からは、ディック・ウルフの親友でもあるトム・フォンタナ製作のOZにもレギュラー出演するという、忙しすぎる12年間を駆け抜けてくれました。ステイブラーという役は非常に難しい役だったと思います。SVUという性犯罪や児童虐待を専門とする部署の刑事しながら、家庭では5人の子持ちという、仕事と私生活の狭間で悩む刑事を長い間演じてくれたことに感謝です。そして、10年の時を経てステイブラーはNY市警に帰ってくるのですが、シーズン12で去って行ったときと話が繋がっているため、今後LAW&ORDER各種を見る人は全てのシーズンを見る必要があります。

【ゲスト一覧】
1話：ヘンリー・イアン・キュージック（「LOST」）
2話：ヘンリー・イアン・キュージック（「LOST」）
3話：ジェニファー・ラブ・ヒューイット（「ゴースト 天国からのささやき」）
4話：ポール・シュルツ（「24」）
5話：ポーラ・パットン（「ミッション：インポッシブル/ゴースト・プロトコル」）
6話：ケヴィン・アレハンドロ（「トゥルー・ブラッド」）
6話：マイケル・グラディス（「マッドメン」）
6話：オデイア・ラッシュ（「ザ・ボディガード」）
7話：マリア・ベロ（「ER」「コヨーテ・アグリー」）
8話：マーシャ・ゲイ・ハーデン（「ポロック 2人だけのアトリエ」）
9話：チャーリー・バーネット（「シカゴ・ファイア」）
10話：マリア・ベロ（「ER」「コヨーテ・アグリー」）
11話：ドレア・ド・マッテオ（「ザ・ソプラノズ」）
12話：タリン・マニング（「8 Mile」「HAWAII FIVE-0」）
12話：ペイトン・リスト（「ジェシー！」）
13話：A・J・クック（「クリミナルマインド」）
14話：ケニー・ジョンソン（「S.W.A.T」）
15話：コルム・フィオール（「ボルジア家」）
16話：スペンサー・トリート・クラーク（「エージェント・オブ・シールド」）
17話：デブラ・メッシング（「ふたりは友達？ウィル&グレイス」）
18話：ケイト・バートン（「グレイズ・アナトミー」）
18話：デヴィッド・コスタビル（「SUITS」）
19話：ライアン・ハースト（「サンズ・オブ・アナーキー」）
20話：エリザベス・ミッチェル（「LOST」）
21話：アフトン・ウィリアムソン（「ザ・ルーキー」）
22話：ジョン・ステイモス（「フルハウス」）
23話：リタ・ウィルソン
23話：マリーナ・スコーシアーティ（「シカゴPD」）
24話：マイケル・レイモンド＝ジェームズ（「ワンス・アポン・ア・タイム」）
24話：ペドロ・パスカル（「ゲーム・オブ・スローンズ」）

SVUのほうで人気キャラクターだったステイブラーが降板しただけではなく、本家LAW&ORDERのほうも2010年のシーズン20をもって終了し、一時期はディック・ウルフ大丈夫？だなんて言われていましたが、2012年より放送が始まったシカゴシリーズの爆発的人気により、NBCのディック・ウルフへの信頼は回復。ここから先のシーズンではSVUとシカゴシリーズのクロスオーバーが楽しめます。

※シカゴシリーズのヒットによって、ディックのほうがテレビ局よりも立場が偉くなり、「FBI」というドラマがCBSのほうに流れるなどのゴタゴタがあったため、NBCはディック・ウルフの流出を防ぐべく、SVUとシカゴシリーズを数年分まとめてシーズン更新したり、「LAW&ORDER：組織犯罪特捜班」の放送開始や本家「LAW&ORDER」の復活など、今ではディック・ウルフが天下を取っている状態です。（ディック・ウルフ作品の大ファンである私としては非常にありがたいです。）