THIS IS US/ディス・イズ・アス シーズン2の3の情報・感想・評価

スタローン？！

20240123 アマプラ ケビン、映画の役を貰い、スタローンと共演。ケイトが応援にやってくる。ケビンが超緊張してる間に、ケイト、スタローンにパパがファンだったこと、高校時代に死んだことを話す。本番前、スタローンに父の話をされ、ケビン、動揺してボロボロ。今だに父の死と向き合えないケビンがいる。ケイトに痛い所を突かれ、逆ギレするいつものケビンであった。 ランダル、養子がデジャと連絡があり、総出で臨戦態勢、懸命にお迎えするが、デジャの反応は最低。 レベッカ、友人の助言により、ジャックと初デートの追体験企画を試す。大失敗だが、その努力にジャック、感謝の気持ちを表し、バーガーは野良犬が食す。 高校時代のランダル、母を探す広告を出し、会いたいと手紙を貰う。会うと白人、残念な結果に。心配する兄妹、心の内を話す。 デジャ、夜中に子供部屋へ、状況把握に来て、そのまま寝る。翌日、ランダルから想いを告げられ、更に母親と当分会えないと言われ、動揺。 ケビンはアクションで怪我、凹む中、ケイトに救いを求め、慰められる。いつものパターン。 本物のスタローンにびっくり、一杯賞を貰ったご褒美かな。

Ep.3 過去の面影 昔のことなんて存在しない 大事なことかそうでないことかというだけ

昔聞いた話だが、ハリウッドには俳優ヒエラルキーがある。映画俳優が頂点で、ドラマ俳優やCM俳優はその下。日本と違い、あちらの映画俳優がテレビやCMに出たがらないのは、自身のキャリアを格下に見られたくないからだという。 今回、あのハリウッドの大御所スライがゲストとはいえTHIS IS USに出演している。 ジャック役を演じた俳優の友情関係から実現したそうだが、ほんとの意味で（脚本上という意味で）ジャックに花を添えてくれた格好になった、”イタリアの種馬”（笑）の粋な計らいにぐっときた。 ケビンとケイトは、いち個人としても感激したに違いない。 シーズン１から続く、”終わりの始まり” いよいよその中心部に近づいてきた感じ。

ランダル夫婦に12歳女子ラジャが里子にやってくる。父は逮捕で里親のところを行ったりきたりの反応のないラジャ。亡くなった父ジャックが大好きだったシルベスター・スタローンがケビンと一緒に映画の仕事ケイトにも親切に対応。お酒には溺れてしまったが父ジャックはいい人だった。

シルベスタ・スタローン！！！ 養子なかなか大変そう。

今更なんだけどエピソード1のジャックが良い人すぎて、未だに彼がアルコール依存なんて違和感感じる。 一見悲しみを乗り越えたように振る舞うケヴィンも、その問題を避けてきただけなんだなぁって改めて気づく。 ランダルは、直前になってランダったけど、自分が里子だったからこそ彼女のことは理解できるんじゃないかな。でも、1番彼女の心を開くことができるのは、子どもたちなのかも…。 ああ、ジャックもっと自分の感情を解放してくれ。彼もいい人すぎるから問題を抱えてしまうんだろう。

ジャックの死との向き合い方は三者三様だけど、今回のケイトはちょっとしゃしゃりすぎたのかなあ。 双子でも、同じプロセスで物事は乗り越えられないよね…。 ランダルの今度の挑戦はとんでもなくタフだけど、手探りの中で「大丈夫」になるって信じてる。

「皆さんはまだ若い 俺みたいな原始人にならないで欲しい」 ジャックって、姿勢が美しいよね。もちろん人間だから完璧じゃないし、育った環境も悪いから様々な問題も抱えてるんだけど、姿勢は一貫して美しい。 ランダルの挑戦にも賛辞！！ 『The.OC』のライアンがコーエン家に初めて向かい入れられた時を思い出した。 ウィリアムとジャックが重なるところも脚本凄すぎて本当にびっくりする。逃げずに自分の奥底にある感情と向き合うことが大切。

演技がうまい。 里親と、里子の関係性。間には測り知れない確かな壁。 いかにそれを通すか、 人は心の影響を受ける、だからナーバスなことだが、絶対に避けては通れない事柄でもある。 不安定さがうまく演ぜられていた。