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Marvel ザ・ディフェンダーズのmiumiuのレビュー・感想・評価

Marvel ザ・ディフェンダーズ(2017年製作のドラマ)
4.7
NetflixのMarvelドラマ、今作でヒーローが集結すると分かっていたから、途中飛ばすことなく鑑賞してきた。その甲斐あって、とっても楽しめた!

デアデビル、ジェシカ・ジョーンズ、ルーク・ケイジ、アイアン・フィスト、4人のヒーローが集結し、世界の平和を脅かす陰の組織「ヤミノテ」と戦うストーリー。
『デアデビル』シーズン2や『アイアン・フィスト』に登場した悪の組織ヤミノテとの最終決戦。
悪役の1人を演じるのはシガニー・ウィーバー。

それぞれのヒーローの特徴や性格を分かったうえで観るヒーロー集結はやっぱり楽しい!
デアデビルことマット・マードック、弁護士としての正体を隠さないといけない手前、ジェシカのスカーフを借りてムリヤリ素顔を隠すのとか、笑ってしまった。
そもそもマットのファンだから、ヒーローとしての戦う場面だけでなく、法廷での弁護士としての活躍も観られて大満足。やっぱりカッコいい。
ジェシカは単独シリーズでの重さと打って変わって、ダーティーな庶民派の女探偵に見えるのが頼もしい。
ルーク・ケイジは単独シリーズで「ヒーローとして生きる」ことを決意したからこそのまっすぐさが素敵。
アイアン・フィストことダニー・ランド、ヒーロー集結に大富豪キャラクターは欠かせないんだなあ、と思ったw アベンジャーズにおけるトニー・スターク、ジャスティス・リーグにおけるブルース・ウェイン。戦う相手が「ヤミノテ」なこともあり、ダニーの存在は欠かせない。

これまでの各シリーズが13話構成だった中、今作は悪役が既に固定されているからか、わずか8話のコンパクトさ。
その短さの中で、それぞれのシリーズの主要キャラクターがしっかりと出てくるのも嬉しかった。
『デアデビル』からはフォギーとカレン、『ジェシカ・ジョーンズ』からはトリシュとマルコム、『ルーク・ケイジ』からは女刑事のミスティ、『アイアン・フィスト』からはコニー。そしてそれぞれのストーリーを繋ぐクレアの安定感が嬉しい。

『アイアン・フィスト』を観たときも思ったけれど、政府や政治家ではなく大富豪や大企業、そして秘密結社が世界を動かしているという感覚、日本にいるとピンとこないけれど、欧米だと歴史的な背景からしてしっくりくるのかなあ、なんて感じた。

マットのエレクトラへの愛は、正直「そんな女もうやめときなよ……」と思うんだけど。
そんな一途さ優しさも含めてマット・マードックが好きなんだよなあ。
そして私はマットとフォギーの揺るぎない親友関係が大好きなので、フォギーには泣かされたよ……
これまでの各シリーズでは泣くことなかったのに、今作でのフォギーとカレンの気持ちを思うと大号泣…… !

Netflix版でのヒーロー集結は今作限りだろうけれど、再集結が観たくなる作品だった。
こうやって感想をまとめると、芯の強い(人によっては物理的にも強い)女性キャラクターが多いのが、NetflixのMarvelドラマの魅力のひとつだな。
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