古泉智浩

ゲーム・オブ・スローンズ 第一章:七王国戦記の古泉智浩のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 『ロード・オブ・ザ・リング』みたいなファンタジーだと思っていたらファンタジー要素がそれほど濃くない。ドラゴンはずっと卵か骨だけで、ホビットかと思ったら小人症の人だし、魔法もない。あるのは性と名誉の欲のドロドロの人間模様だ。

 新しい王様がしょぼいガキで早く死ぬのが見たい。

 登場人物が多すぎて、人物相関図を見ながら出ないと把握できない。そのせいか疲れて連続で見れない。

 表現に腹が座っている。こんなストイックなのがヒットするとは世の中捨てたものではない。

(追記)
 最終章最終回を見終えて、改めて第一話を見てみた。すると、のちに活躍する主要な登場人物が特に説明もなくさりげなく出ている。初見では意味が伝わらなくても描くこの表現のレベルに感嘆する。女が完全にものとしてなんの迷いもなく扱われている。アリアが子どもでかわいい。ベンジェンおじさんが宴に遅れて現れる。彼はいつゾンビになるのだろう。
古泉智浩

古泉智浩