古泉智浩

ゲーム・オブ・スローンズ 第六章: 冬の狂風の古泉智浩のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 ジョン・スノウが魔術で生き返るので、なんだこりゃとテンションだだ下がりで、続きを見るのすら嫌気がさしたのだけど、だらだら見ていると一回死んだことなど特になんでもなかったかのように物語は続く。自分を刺した連中をしっかり吊るす。

 アリア・スタークのいる宗教施設みたいなところが本当につまらなくて嫌だったがようやく抜け出した。お腹を刺されても翌日には走っているし、ハウンドも生きていたのは嬉しいが、後遺症もなにもなく元気だ。医療の怪しい環境で生き残るにはすごい生命力が元から備わっていると解釈すべきか。

 ウィンターフェロウを巡ってボルトン家との合戦では、ジョン・スノウの軍はなんの戦略もなく突っ込むだけで、ボルトン家はしっかり作戦を使っている。味方の犠牲も厭わず矢を放つし、盾で取り囲む。結局、援軍が来てジョン・スノウたちが数で勝つ。いいのかよ。

 アリアが凄腕のアサシンとなってフレイ家に復讐する。サーセイはまたしても多くを得ようとして最も大切な息子を失う。玉座に座っても目に光が宿らない。

 登場人物がずいぶん整理されてしまった。女王たちの時代が訪れたようだ。ズバズバいう子どもの城主がかわいい。
古泉智浩

古泉智浩